【サット・サンガ】サマーディには段階がある①


今週末はサット・サンガです。

12月はいつもの第4土曜日ではなく、第2土曜日の開催です。

なんとなく12月と聞くだけで、気持ちも忙しなくなります。

そんな時ほどヨーガが必要だと感じます。

今、読んでいる本は、瞑想について書かれた本です。

瞑想のヨーガの教典は『ヨーガ・スートラ』ですが、この本は直訳された本ではありません。

この本の発行者の言葉として

ヨーガを学ぶ人だけではなく、より良い人生を願う人にとっても、身体面、精神面、道徳面での自己成長に役立つヒントになると思います。

『パタンジャリ・ヨーガの実践』スワーミー・メーダサーナンダ

と、書かれています。

後、25ページくらいで終わるのですが、参加はいつからでも可能です。

ぜひ、一緒に読みながら成長していきましょう。

サット・サンガの内容

ビージャのサット・サンガはオンラインで行っています。

瞑想のヨーガの教典『ヨーガ・スートラ』をわかりやすく解説した本、『パタンジャリ・ヨーガの実践』を読んでいます。

瞑想に興味がある方、ヨーガを深めたい方、どなたでも無料で参加できる集まりです。

内容は、始まりのマントラを唱えるところからスタートします。

その後、参加者で『パタンジャリ・ヨーガの実践』を意見交換しながら読み進めています。

参加者で順番に読んでいくので事前に本をご用意ください。

 ☆日本ヴェーダーンタ協会 

 ☆Amazon

 ☆楽天ブックス で購入可能です。

また、進行役も順番で行っていきます。

本の小見出しで区切り、順番に読み進めていきます。

ひとりが終えたところで、感想を話し合います。そして最後も終わりのマントラを唱えて終わります。

9月から【サンヤマ】(ダーラナー、ディヤーナ、サマーディを合わせて【サンヤマ】といいます。)に入りました。

11月は【サマーディには段階がある】から読み始めました。

11月の振り返り/【サマーディには段階がある①】

11月は前回の途中、【サマーディには段階がある】からです。

成瀬貴良先生の本『いまに生きる インドの叡智』にも同じように段階があるんだと書かれています。

先生の本にはわかりやすく表にもなっているので、お手元にある方はぜひご覧いただくといいかもしれません。

そして、サット・サンガで使っている『パタンジャリ・ヨーガの実践』は増版されていて、私が持っている初版本よりよりわかりやすく書かれていることがわかりました。

これも読書会ならではですね。

わかりやすく・・・と言いましたが、今回は難解なところに入ってきているので、私もそうですが、『ヨーガ事典』『いまに生きる インドの叡智』などを片手に、わからないところをみんなで意見交換しながら理解を深めていきました。

先月は【サマーディには段階がある】の最初の部分だけを読んで終わっていました。

最初の部分では【波動】について書かれています。

今年の9月からShanti Yoga Clubのマキ先生の勉強会に参加させていただいているのですが、その時にも【波動】についてお話がありました。

そして、こうゆうことは本当によく続くもので、同じヨーガの学びだからかもしれませんが、面白いです、

この本では【サマーディには段階がある】ところで【波動】について考えることから始まりました。

サマーディはひとつの状態に見えるけれども、段階があると書かれています。

私は、最初から成瀬先生に段階があると教わっていたので、何の疑いもありませんでしたが、『パタンジャリ・ヨーガの実践』と『いまに生きる インドの叡智』では少し違いがありました。

『パタンジャリ・ヨーガの実践』でもその段階をわかりやすく表にしてくださっているのですが、今まで学んできた『いまに生きる インドの叡智』と違いがあって、先に書いた難解な部分です。

ひとりで読んでいたら、まぁいいかな?と読み進めてしまったと思います。

以下、参考資料『いまに生きる インドの叡智』『ヨーガ事典』『インテグラル・ヨーガ』を使ってまとめました。

サマーディはまず

アサンプラギャータ・サマーディ(ニルビージャ・サマーディ/無種子三昧)

サンプラギャータ・サマーディ(サビージャ・サマーディ/有種子三昧)

の二つに分けられます。

(1)サンプラギャータ・サマーディ(サビージャ・サマーディ/有種子三昧)には

●サヴィタルカ(有尋定)

時間と空間の中の5つの粗大な要素を瞑想する。

(例)音(アーカーシャの要素)とその意味は分けることができない。

『パタンジャリ・ヨーガの実践』スワーミー・メーダサーナンダ

有尋定(*定は仏教用語/意味はサマーディとほぼ同じ)

・瞑想している自分と瞑想の対象別との区別がはっきりしている状態

●ニルヴィタルカ(無尋定)

時間と空間から切りはなして、5つの粗大な要素の真の性質を瞑想する。

『パタンジャリ・ヨーガの実践』スワーミー・メーダサーナンダ

無尋定

・自分の過去からの分別知がない (*分別知/ぶんべつち:ヴィカルパ。『ヨーガ・スートラ』で説く、五つの心の働き(正知、誤謬、分別知、睡眠、記憶)の一つ。客観的な対象がないのに、言葉のみで観念的判断をすること。例えば、「Aという人の椅子」を思う時、実際にはAという人と、椅子があるだけで「Aという椅子」はない。それが心の中でAという人と椅子が結びついて「Aという椅子」という概念が生まれる。このような心の働きが分別知。

正しい判断とも誤った判断とも言えない。

ヴィカルパ(言葉による幻惑)では、そこに何もないのにもかかわらず、それについて何らかの見解を作り上げてしまうこと。「私は唖です。話すことができません。」

・対象だけが輝いている状態

・主客の対立はない

サヴィタルカ(有尋定)より深い状態がニルヴィタルカ(無尋定)になります。

さらに深まると

●サヴィチャーラ(有伺定)

時間と空間の中の5つの精妙な要素(タンマートラ)を瞑想する。

『パタンジャリ・ヨーガの実践』スワーミー・メーダサーナンダ

●有伺定

・有尋定において瞑想の対象が微細なものの時の定

さらに深まると

●ニルヴィチャーラ(無伺定)

時間と空間から切りはなして5つの精妙な要素の真の性質を瞑想する。

『パタンジャリ・ヨーガの実践』スワーミー・メーダサーナンダ

無伺定

・無尋定において瞑想の対象が微細なものの時の定

こんなふうに、瞑想の対象物が精妙になると瞑想が深まっていきます。

成瀬先生は「まだこの段階ではダーラナーやディヤーナに相当する。」と仰っているので三昧へ向かう途中ですね。

アシュターンガ・マールガは今まで学んできた順番で、ヤマ、二ヤマ、アーサナ、プラーナーヤーマ、プラティアーハーラ、ダーラナ、ディヤーナ、サマーディの8段階(部門)になっています。

さらに深まると

●サーナンダ

至福のサマーディすべての粗大・精妙両方の要素を考えることをやめて、ラジャス・タマスのないサットワの状態だけを瞑想する。

『パタンジャリ・ヨーガの実践』スワーミー・メーダサーナンダ

さらに深まると

●アスミター(我想)

心の真の性質だけに深く集中する瞑想。粗大・精妙なすべての物がすてられ、自我のサットワの状態だけが残っている。

『パタンジャリ・ヨーガの実践』スワーミー・メーダサーナンダ

我想

・対象と自分が一つになった状態

・佳美感(キリスト教神秘主義での甘美感)がない

となります。

『いまに生きる インドの叡智』ではサーナンダではなくアーナンダ(楽)という分類があります。

アーナンダ(楽)

・対象と自分が一つになった状態

・なんとも言えない佳美感(キリスト教神秘主義での甘美感)がある

そして、『いまに生きる インドの叡智』では

有想三昧(うそうざんまい)と無想三昧(むそうざんまい)があり

有想三昧(うそうざんまい)の中に、尋(ヴィタルカ)、伺(ヴィチャーラ)、楽(アーナンダ)、我想(アスミター)などの意識を伴った三昧があり、アスミターがこの4つの中では1番深い状態になります。

そして、

有種子三昧無種子三昧があり

有種子三昧の中に

●サヴィタルカ(有尋定)とニルヴィタルカ(無尋定)

●サヴィチャーラ(有伺定)とニルヴィチャーラ(無伺定)

の段階があります。

一番深いサマーディが無種子三昧になります。

無種子三昧は自我意識もなくなってしまう深い状態です。

潜在意識や無意識下の働きも止まった状態だと言います。

ラーマクリシュナさんの深いサマーディ状態の話を成瀬先生から聞きましたが、高い精神状態に肉体がついていかないとか・・・。

体験がないので、本を読んで学ぶしかありませんが、12月も【サマーディには段階がある】の続きを読んでいきます。【(2)アサンプラギャータ・サマーディ(ニルビージャ・サマーディ/無種子三昧)】からです。

2023年12月のサット・サンガの日程

サット・サンガは基本第4土曜日開催なんですが、12月は年末になるので第2土曜日開催になります。

12月は第2土曜日の9日が開催日です。(*2024年1月は20日です。)

17時にスタートし、18時30分までの90分間行います。

Zoomで行うので準備をお願いします。(*わからない時は聞いてくださいね)

ご予約と締切について

ご予約はLINEでもできるようになりました。

メールやお電話、予約サイトで受付ていますので、お好きな方法をお選びくださいね。

LINEにてBijaと繋がってくださいね。

メール:ylsbija@gmail.com  お電話:09079122282(加藤)

お申込みいただいた方にZoomの案内をしますので、8日までにご案内が届かない方は、お手数ですが上記より連絡ください。

締切は12月8日(金)19時までになります。

直前まではっきりしないという場合はその旨お知らせくださいね。

お申し込みお待ちしています。

最後に

お知らせなど、日々の暮らしで見つけた気づきなどInstagramで発信しています。

毎日の更新を目標にしていましたが、1月から怠け気味です。

お知らせが多いですが、フォローしていただくと励みになります。
@yoga_bijaです。

また、いつでもヨーガに触れられるように X( 旧 Twitter)ものんびりやっています。

こちらは、読んだ本からの気づきやヨーガの聖者やスヴァーミーのお話しを紹介しています。

こちらもフォローお願いします。

yoga_bija

Yoga Bija

加藤

Follow me!


コメントを残す

Bijaの事

前の記事

2023年12月のスケジュール
Bijaの事

次の記事

伊東市芝町ヨーガ