心に光を灯す【サット・サンガ】スヴァーミー・シヴァーナンダの教えから得た2025年5月の学びと次回のご案内


ヨーガをするようになって、嫌なことも、落ち込むこともあるけど、それを乗り越える力がついてきたように思います。

Image by Srresume from Pixabay

元々、持っているものかな?とも思ったけれど、「年齢と共に気持ちが落ち込みやすくなってきた・・・」なんてお話を聞いたりすると、やはりヨーガを続けているおかげなのだと思えてきました。

スヴァーミー・シヴァーナンダの智慧に触れる、読書会サット・サンガへようこそ

ビージャで行っているサット・サンガはスヴァーミー・シヴァーナンダさんの本をみんなで読む読書会です。

オンラインと姫之湯教室で同時開催です。

この、みんなで読む!これがいいのです!!

心に寄り添う、あたたかい場所になるはずです。

偉大な聖者、スヴァーミー・シヴァーナンダさんの優しい言葉を通して、心の平和や、自分らしい輝きを見つける旅に、ご一緒しませんか?

サット・サンガとは?

サット・サンガとは、サンスクリット語で『真実の仲間との集い』という意味があるんです。

ここでは、同じように心の豊かさを求める仲間たちと一緒に、心穏やかな時間を過ごします。

私たちのサット・サンガでは、特にスヴァーミー・シヴァーナンダさんの、心に響く美しい本をみんなで少しずつ読み進めていきます。

どうしてスヴァーミー・シヴァーナンダさんの本なの?

スヴァーミー・シヴァーナンダは、20世紀の偉大なヨーギー、哲学者、そして医師でもありました。

グルデーヴの教えは、実践的なヨーガの行法、ヴェーダーンタ哲学の深遠な智慧、そして日々の生活に活かせる倫理観が融合されていて、私たちの人生をより豊かに、より意味のあるものにするための指針を与えてくれます。

またその著書は、難解な哲学書ではなく、誰もが理解できるように平易な言葉で書かれていて、心の奥底に響く力強いメッセージに満ちています。

私は、ヨーガ・インストラクター養成コースの時に初めてシヴァーナンダさんを知り、こんな方が実在したんだ!という驚きがありました。

実際、シヴァーナンダ・アーシュラムに滞在し、後を継ぐスヴァーミー達から講話を聞いたり、指導を受け、シヴァーナンダさんの偉大さに圧倒され増田。

また、自分の前に立ちはだかる色々な困難も、シヴァーナンダさんならどう考えるかな?と本から沢山学ぶことができています。

幸い、成瀬先生がご逝去された後も、シヴァーナンダ・アーシュラムと深い繋がりがあるマキ・ユングハイム先生に師事することができ、マキ先生からも生きたヨーガを教わることができています。

そんな、素敵なシヴァーナンダさんの本を皆さんにご紹介できるのも、私の喜びのひとつです。

私の実体験もそうですが、ここに参加される方に

  • 心がふわりと軽くなる時間: 聖者の言葉に触れるたび、日々の疲れが癒され、心がホッと安らぐのを感じられるでしょう。
  • 自分らしい発見: 普遍的な真理について語り合うことで、自分自身や人生の新しい見方に出会えるかもしれません。
  • 心がすくすく育つ喜び: 優しい智慧に触れることで、あなたの心がさらに豊かに、大きく育っていくのを感じられます。
  • 温かい仲間との出会い: 同じ気持ちを持つ人たちと一緒に学ぶことで、心が通じ合うような、素敵なご縁が生まれます。
  • 毎日の暮らしに、ちょっとした輝きを: 本から得た気づきを、どうやって日々の生活に取り入れたらいいか、一緒に考えてみましょう。

と、いう想いもあります。

もし、こんな気持ちを抱えているなら、このサット・サンガは、きっとあなたにとって大切な場所になるはずです。

  • 「忙しい毎日で、心がちょっとお疲れ気味だな…と感じているあなた」
    • 静かに本を読み、心の羽を休める時間を見つけませんか?
  • 「心のことを学びたいけど、何から始めたらいいか迷っているあなた」
    • スヴァーミー・シヴァーナンダさんの本が、あなたの心の旅を優しく導いてくれます。
  • 「人生って、もっと何かあるのかな?と、考えているあなた」
    • 普遍的な智慧に触れることで、心の奥深くに新しい光が灯るかもしれません。
  • 「ヨーガや瞑想に興味がある、もっと深めたいなと感じているあなた」
    • シヴァーナンダさんの教えは、私たちの体と心の繋がりを優しく教えてくれます。
  • 「もっと穏やかに、幸せな気持ちで過ごしたいと願っているあなた」
    • 聖者の言葉が、あなたの心に温かい光を届けます。
  • 「一人で本を読むのは苦手だけど、みんなと一緒なら続けられそう…と感じているあなた」
    • 安心してください。ここでは、みんなで分かち合う喜びがあります。
  • 「難しい話はちょっと苦手だけど、心に響く優しい言葉に触れたいあなた」
    • シヴァーナンダさんの本は、まるで心に直接語りかけてくるような、温かい言葉でいっぱいです。

開催のご案内

この読書会に興味を持たれた方は、ぜひお気軽にご参加くださいね。

日時: 2025年6月月28日(土)17時~18時30分

場所: オンライン(Zoom使用)/姫之湯教室

読む書籍: スヴァーミー・シヴァーナンダ著『ヨーガとこころの科学』

参加費: 無料

持ち物: 『ヨーガとこころの科学』・筆記用具

参加方法: 事前予約制。

ご予約は、24時間前までにお申込みください。

LINE や下記記載のメールやお電話、予約サイトからお申込みいただけます。

キャンセルの時もご連絡お願いします。

●LINE

●メール:ylsbija@gmail.com

●電話:090-7912-2282

2025年5月のメンバー各自の学びのまとめ

2025年5月サット・サンガは第七章 気分・ムードとその影響 からでした。

◉みさき

【気分・ムードとその影響】

まず、

ヴェーダーンタには、二つの種類のムードがある。ハルシャ(陽気)とショーカ(陰気)である。

から始まりました。ハルシャもショーカも初めて聞く言葉でした。

心の中はこの二つの気分が支配しているとあり、その通りだなと、改めて思いました。

陽気な気分の人は、周りにいる人にも幸福感を与え、良い影響を生み出している。逆に、怒りや憎しみなど陰気な気分の人は、周りの人にもその感情が伝染し、良くない影響を与えてしまう。

日常でも、家庭や職場で、私が怒ったり悲しんでいたりすると、確かに周りの人にもその感情が伝染して、重たく悲しいムードを作ってしまっています。

毎日、感情の影響を少なからず受けているし、与えてもいるのだと、感じました。

次に【マイナス思考の扱い方】では、どうすれば陰気を解決できるか、方法など書かれていました。

祈り、瞑想、歓びを思うこと、オームを唱えること、讃歌を歌うこと…

どれか一つ、日頃から取り入れておけば、いざという時、助けになるとみんなで話し、私はオームを唱えてみようとと思います。

また、

落ち込むことは悪いことではない。戻ってこれればいい。

という話もあり、陽気な時も陰気な時も、俯瞰で自分を見ることを忘れないようにしたいと思いました。

【想像】では、考えさせられる点が多かったです。

あらゆる類の恐怖、誇張、虚構、心配など砂上の楼閣的な働きは、全部想像力の産物なのである。しごく健康な人も、心の想像力がつくりだした架空の心配のせいで、多くの力を失いがちである。

想像一つで、人は元気にもなれるし、落ち込むことにもなる。

良い想像、悪い想像。

想像とは…

心のあり方なのか。

心のあり方によって、一瞬は長く思えたり、長い時間も一瞬に思えるのである

最後の言葉が印象的でした。

読み進めていけば、また想像について書かれているかも、そんな話もあり、今後もますます楽しみです。

◉なつみ

今回の学習会で第一部「心とは何か」を読み終えました。

第一部で様々な心の側面や様子を学びましたが、いざ、「心とは何か」を問われた時に自分の言葉で伝えられないなと感じます。

霊性を高めるために、今月の学びにあった、祈り、瞑想、歓びを思うこと、讃歌を歌うこと、気まぐれにならないように行動は分別と知恵を持って起こすこと、注意深く心の働きを観察し理解に努めること、

精進しようと思いました。

◉みずき

○ヴェーダーンタには2つの種類のムードがある 

・ハルシャ(陽気)

・ショーカ(陰気)

心の中はこの2つの気分が支配している。

ヨーガ(瞑想)を行うとハルシャの心の働きを活性化させるように感じる

○ショーカな心にもヨーガは寄り添う

祈り、瞑想、歓びを思うこと。オームを唱えること 讃歌を歌うことによって落ち込みから這いあがるように。

けど人と話したい気分の時にはマウナを実行しなさい。

*陰気な気分は人に伝染するから…かな

最後には悟った人は気分に支配されない。

すべての気分をコントロールできる。

少しづつ近づいていけたら良いな

○瞑想的ムードを感じて

努力なしに向こうからやって来る感覚を味わってみたい

○気まぐれは心に起きる波である。

気まぐれで行動してはならない。

行動は分別と知恵を持って起こすこと。

自己反省によって気まぐれを消滅させなさい。

自分の中での良いイメージの言葉だった“気まぐれ”が今回の文章で違う表情を見せられた

○想像…

心の想像がつくりだした架空のせいで、多くの力を失いがちである。

イメージの想像と今回の想像は違う種類のなのか⁈疑問が説かれていくのかなぁ

*シャバアーサナ後はどんな感じ?と加藤さんから聞かれてみんなの答えがそれぞれ違って興味深かったです♪

◉かとう

【気分・ムードとその影響】

ヴェーダーンタにある2種類のムード

・ハルシャ(陽気)

・ショーカ(陰気)

そして、この二つが交互に起きていると書かれていました。

これは1日の中でも色々な気持ちになることで実感があると思います。

また、それぞれがさらにその特質を引き寄せてしまうというから、陰気には気をつけたいですね。

本の中では

明朗で前向きな人は、何をしても成功する

と、書かれています。

逆に、陰気は人に伝染するということです。

最近の暗いニュースは本当に私たちを陰気にさせます。

だからヨーガが必要になりますよね。

今ココにいるから、明るく前向きになれます。

【マイナス思考の扱い方】

マイナス思考になったら

・祈り

・瞑想

・オームを唱える

・讃歌を歌うこと

・「私は、喜びに満ちている」「喜びが私の本来の姿だ」を繰り返す

の実践が良いそうです。

面白いのが

人と話しをしたい気分の時には、ただちにマウナ(沈黙)を実行しなさい。

これは、おしゃべりの矯正方法だと書かれていましたが、【気分・ムードとその影響】にあったように、陰気=マイナス思考は伝染するからでしょうか?

ここから続く部分は

憎しみに対しては、その反対の愛の徳を実行しなさい

利己的な気分の時には、我を忘れた奉仕活動を始めなさい

何事にも関心が悪い時には、愛、親切、忍耐の心で人と交わるようにしなさい

怠けたい気分の時は、すぐに、水を汲んだり、庭仕事をしたり、走ったり、早く歩いたり、自転車に乗ったり、とにかく行動しなさい

と、陽気と陰気のように、どれも相反する関係が説かれています。

そして、タイトルは【マイナス思考の扱い方】なのに、悟った人について書かれているのも面白いです。

悟った人は、気分に支配されることはない。すべての気分を自分でコントロールできる。仕事はただの現象的行為であり、何の計らいもなくなされ結果に思いを残さない。アートマンの中にはむら気はない。アートマンは純粋な意識そのものである。

アートマンは真実の自己ですね。

むら気がある私は、「本当の私ではない」と考えます。

これを、どう捉えるか?ですよね。

「だったらいいかぁ〜」と楽観的に捉えるのか?

いつでも本当の自分に気づけるように、ヨーガの実践をしなくっちゃ!と、継続を心がけるのか?

表面的なザワザワと動いている心では判断が難しいので、やっぱりヨーガが必要になると思います。

【瞑想のもたらすムード】

毎日瞑想を実行している人にはある一つの良いムードがある。

と、書かれています。

スヴァーミージーは考え事をしている時にそのムードがやってくると仰っています。

そうなったら

読書や書きもの、会話などをただちにやめること。慣れた坐り方で坐り、瞑想を始めることが大切である。

というように、瞑想をお薦めしています。

さらに、そんな時は、

瞑想は努力なし、に向こうからやって来る

のだそうです。

理想的な状態ですよね。

よく「私たちができるのは集中することで、瞑想は向こうからやってくる」「私たちが行っているのは瞑想のまねごと」など、瞑想はそんなに簡単にできることでないと言われます。集中するのも難しいですよね?これは瞑想された方は少なからず体験されていると思います。

頭をからっぽにするのと、ぼーっとするのとも違います。

集中対象と一体になるくらいの集中です。

なので、努力なしにできるように私たちができることは、瞑想もどきでも、日々坐って、決めた何かに集中することですね。

また、シヴァーナンダさんのアドバイスは

その時に光が邪魔なら、窓を閉めるか、カーテンを引きなさい。暗い部屋の方が瞑想の初心者には向いている

というもの。

これは、私もインドで経験しました。本当に集中が深まります。

ビージャのレッスンもカーテン閉めて行うことが多いです。

ご自身で行う時も、明かりも最小限にしたりと工夫してみてください。

キャンドル・ヨーガが落ち着くのもそんな理由かもしれませんね。

1/fゆらぎの科学的根拠はないようです。

なので、揺らぎではなく、薄暗いのがいいんだと思います。

【気まぐれと空想】

まずは気まぐれの定義です。

急に心に変化が起きる、これが気まぐれである。

そして波に例えて説明がありました。

私はジェットコースターで例えることがありますが、似ていると思いました。

気まぐれが拡大してとっぴな行動になるのだそうです。

そして、

気まぐれな行動から不幸が始まる。心が欺くのは気まぐれを通じてなのだ。気まぐれは理性でコントロールすべきである。

シヴァーナンダさんは気まぐれな行動の対処法として

・行動は分別と知恵を持って起こすこと

・自己反省

を薦められています。

さらに気まぐれは空想とも関連があるそうです。

空想の方が軽い知的活動なんだそうです。

また、詩を書く人にとっては役立つけれども、瞑想をする人にとっては妨げになるそうです。

こんなに気まぐれや空想について考えたこともありませんでした。

改めてよく考えてみると、気まぐれも空想も心の働きが活発になっている状態だから、瞑想の妨げになるのもわかります。

そんな時は、熟慮と分別で抑えると良いそうです。

熟慮も心が動いていますが、あっちこっちにはいかず、一点に向けられている点に大きな違いがあるように思います。

そして、私なりの熟慮のコツは、最初の間はポジティブに熟慮する。そうしないと悪い方に考え過ぎてしまいます。熟慮に慣れてきたら、ネガティブもポジティブも同様に客観的に見ることができると思います。

シヴァーナンダさんも

恐れる必要はない。来てはすぐ去っていく。しかし誤った波である大波には注意しなければならない。間違った強い思いは、強い反省と適切な理性で取り除かなければならない。

と、仰っています。

ポジティブに反省して、適切な理性を発揮させていきたいですね。

うまくいかなくても、諦めず繰り返しましょう。

【想像】

シヴァーナンダさんは

心の波を鎮めるのはむずかしい。一つの心配が終わると、次の心配が始まる。心は決して無にはならない。無限に心は何らかの思いに関わり続ける。

注意深く、心の働きを観察してみるがよい。心は試し、誇張し、過大に評価し、のぼせ上がる。過去をクヨクヨ思い、未来を根拠のない想像でアレコレ心配をし、つまらない予感におののく。心は、神を知るという本来の人生の目的から離れさせようと、全力を尽くすのだ。真理は、今ここにあるというのに。

よく、私達は1日に沢山の考え事をすると言われますが、そのほとんどがどうでもいいことだと聞いたことがあります。ネットで調べて見ると

アメリカ国立科学財団の研究から

私たちの脳は1日にとても多くの思考を行っていることがわかりました。 その回数はなんと1.2万から6万回にも及ぶそうです。 更には、1日の思考のうちの約9割が前日と同じ内容を繰り返しており、約8割がネガティブな内容だとされています。

シヴァーナンダさんのおっしゃることと同じですね。

ビージャのレッスンでは、「イメージの力を使って行いましょう」と、誘導することがあります。なので、参加者で【想像】はダメなものなのか?と意見交換しました。

その時には、どんな【想像】もいけないと思っていましたが、よく読んで見ると心配が膨らむような、【心が今ここにない想像】がいけないよと教えてくださっているように読み解けてきました。

今月の本読みの最初に、ハルシャ(陽気)とショーカ(陰気)という二つのムードがあると教わりました。どちらも行き過ぎるのは危険ですよね。

心を今ココにきちんと置いておくことを忘れないようにしたいと思います。

Yoga Bija(ビージャ)について

Bijaの場所について

◆ 教室の場所

Bijaの料金について

◆ 料金

ヨーガ・インストラクターになりたい方

今年は日程次第ですが2名受付中です!

◆ ヨーガ指導者育成コース

最後に

長文にお付き合いくださってありがとうございます。

読書会ではゆっくりと読み進めているので、ヨーガ用語の解説なども行なっています。

興味があれば絶対に理解できますし、理解しているつもりでも、あっ!間違っていて理解していた!なんて気づきもあるかもしれません。

それもまた楽しいです♪

時間があれば最後は瞑想をします♪

夕方の瞑想もいいものですよ。

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更新頻度が低いですが、何か知りたいことなどありましたら発信するので、教えてくださいね。

よろしくお願いします。

Yoga Bija

加藤 

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