心に光を灯す【サット・サンガ】スヴァーミー・シヴァーナンダの教えから得た2025年6月の学びと次回のご案内


「今年は梅雨明けしてもなかなか蝉が鳴かない」と耳にする一方で、先週あたりから清水町教室でも姫之湯教室でも、朝から蝉の大合唱が始まりました。季節のリズムが少しずれると、私たちの心身にも影響が出やすいものですね。

夏には夏の過ごし方があります。暑い日中に体力を消耗しすぎず、1日の生活リズムを見直してみませんか?

たとえば、夜更かしを控えて、この時期だからこそできる早起きを習慣にするのはいかがでしょうか。

またオンラインで開催しているクラスもぜひご活用ください。

毎週月曜開催の【早朝ヨーガ】は朝5:30に、毎週火曜・木曜開催の【呼吸瞑想】は朝6:15にZoomをオープンしています。

そして、ヨーガの知識を深めることは、自己理解を深め、より穏やかで充実した日々を送ることにも繋がると言われています。

夕方17時から開催しているサット・サンガにぜひご参加いただき、その感覚を実感してみてください。

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心の神秘を紐解き、真の自己に出会う旅『ヨーガとこころの科学』読書会サット・サンガへようこそ

ビージャで行っているサット・サンガはスヴァーミー・シヴァーナンダさんの本をみんなで読む読書会です。

この本は、単なる哲学書ではありません。

ヨーガの叡智を通して、心の仕組み、感情との向き合い方、そして真の幸福への道を具体的に示してくれます。

また、みんなで一緒に本を読むというのがいい時間になっています。

同じ志を持つ仲間との気づきと学びには 一人では得られない、対話からの深い洞察へつながります。

そして、この本を読むことで

心の仕組みを深く理解する: なぜ感情の波が起こるのか、どうすれば穏やかでいられるのか。

実践的な「心の使い方」を学ぶ: 日常生活で活かせる心のコントロール術や集中力アップの方法。

にも繋がっていきます。

開催のご案内

この読書会に興味を持たれた方は、ぜひお気軽にご参加くださいね。

日時: 2025年7月26日(土)17時~18時30分

場所: オンライン(Zoom使用)/姫之湯教室

読む書籍: スヴァーミー・シヴァーナンダ著『ヨーガとこころの科学』

参加費: 無料

持ち物: 『ヨーガとこころの科学』・筆記用具

参加方法: 事前予約制。

ご予約は、24時間前までにお申込みください。

LINE や下記記載のメールやお電話、予約サイトからお申込みいただけます。

キャンセルの時もご連絡お願いします。

●LINE

●メール:ylsbija@gmail.com

●電話:090-7912-2282

2025年6月のメンバー各自の学びのまとめ

6月は【第二部 心はこう働き、こう欺く】からスタートしました。

◉みさき

●第八章【心には重要な力・シャクティがある】

火事場の馬鹿力という言葉があるように、人は時として信じられないような力を発揮することがある。

一体この能力はどこから得られるのか。

「あなたの内部には、汲めども尽きない力の源泉が、密かに存在するのである。」

密かに源泉が存在していたとは!そしてこの力を引き出すには瞑想と言っています。

どこを勉強していても、やはり瞑想が大切とでてきます。

●第十章【高い心と低い心】

純粋な心と不純な心。深い瞑想をしたいのなら、純粋な心だけにしなければならない。

孤独、静けさ、簡素な生活、高潔な思い、などなど。

なかなかに難しい。

でも、意識することを忘れないように。

これだけでも違うのかな。

常にラジャスな心がまとわりつきますが、高い心、サットワな心を意識して、生活できたらと思いました。

◉みきこ

【人間に内在した心の力 】

自己節制と欲望の克服によって己の潜在能力を開発しなければならない

【心には重要な力・シャクティがある】

☆シャクティの種類

イッチャー・シャクティ(意志)

クリヤー・シャクティ(行動)

ニャーナ・シャクティ(知識)

ヴェーダナー・シャクティ(知覚)

スムリティ・シャクティ(記憶)

バーヴァナ・シャクティ(空想)

マニーシャ・シャクティ(判断)

ダーラナー・シャクティ(集中維持)

心の潜在能力が発動すると、内なる自己、本来の力(火事場の馬鹿力のような想像を絶する力)を発

揮することができる。 

【心の潜在能力を発揮させる方法】

思考をコントロール出来る精神力を身につけた上で、規律正しく、着実に、熱心に修行の継続。

【絶対的な存在を知る】

心のドーシャのせいで、受け取り方がかわる。

 マラ(汚れ)

 ヴィシェーパ(動揺)

 アーヴァラナ(無知)

心を分析し、この三つの心のドーシャを取り除き、心を清らかに、神、ブラフマンへの熱烈な信仰によ

り、絶対的な存在を知り、感じることができる。

このために私達は生まれてきた。

それ以外のことは、自分でつくり、自分で自分に押し付けたものにすぎない。

上記のくだり、目から鱗でした。

自分が生まれたきた意味をしりたいと望んだり、自分探しをしている人は多くいると思いますが、答えはシンプル。

後天的に獲得した価値観の中で自分が自分に押し付けた仕事や義務だったのに、その幻想の中に自分

を置いてしまうのだということに気づきました

高い心と低い心

Screenshot

瞑想を丁寧に行うことが道なのだと思いました。

純粋な高い心、純粋な知性、ブラフマンと一体になる純粋な自己、神を思う純粋な思考、が好む環境や

行動を真似することも良いのかなと思いました。

この学習会の大切さを改めて感じました。

◉みずき

【心の機能】

心には重要な力、シャクティがある。

ここの八つのシャクティを内部に秘めている私たち(この他にも色々なシャクティがあるかも!と話しがでて広がりを感じた)。

この力の源泉を瞑想によって引き出し、内なる自己、本来の力を発見していく。

【人にはサイキックな能力が潜在している】

この能力を呼び起こすには適切な修行が必要。

くよくよ考えすぎない、いらぬ考えはエネルギーを消耗する。

一心に集中した修行を通してのみ成功が可能。

【心のドーシャ】

汚れ、動揺、無知の三つのドーシャを取り除き、心を清らかに。

神、ブラフマンに心を集中しなさい。

絶対的な存在を知る、感じるために生まれて来た。

【二種類の心】

“純粋“ “不純“

深い瞑想をしたいのなら純粋な心だけにしなければならない。

・純粋なサットワな心とは→孤独、静けさ、簡素な生活…

清らかな心は話し方、顔、目に表れる。

MENO

『意識をした行為』

行動を無意識のうちにするのか

純粋に意識して行動するのか

→意識する事により結果が良くなる

結果が悪い時は動機を見直しなさい

人生勉強です。

こんがらがりながらも楽しい学びです♪

◉かとう

【人間に内在した心のカ】

小さな個々の心がこんなにもパワフルであることを知れば、その源であり、無尽蔵な力の貯蔵庫である、知識と歓びにあふれるアートマンの栄光はどれほど大きいことであろうか。

私達は、心の存在がどこにあるかもはっきり教わってきていないし、その大きさもヨーガに触れるまで教わってこなかったわりに、心の話しはよくします。

こういう話しがもっと広まったらこの世の中も少し楽しくなるんじゃないかな?と思いました。

【心には重要な力・シャクティがある】

あなたの内部には、汲めども尽きない力の源泉が密かに存在するのである。瞑想によって、この全能の存在に触れ、力を引き出すが良い。あらゆるものを得ることができるだろう。内なる自己、本来の力を発見するのだ。

この話しは勇気が沸き起こってきます。

ただ、瞑想を続けないとこの力にも気付けないのかもしれません。

そして、もっと自分を信じてみることも大切なのではないでしょうか?

【心の潜在能力を発達させる方法】

人には多くのサイキックな能力が潜在してそなわっている。しかし、この能力を呼び起こすには適切な修行が必要である。修行は規律正しく着実に、しかも熱心に行わなければならない。

ここでも私たちの内側にある力について言及されています。修行は必要かもしれませんが、ここで忘れてはいけないのが、「規律正しく」「着実」「熱心」というキーワードです。

うまく行かない時は、この点を振り返って仕切り直ししましょう♪

くよくよ考えないようにする。いらぬ考えはエネルギーを極端に消耗する。一心に集中した修行を通してのみ成功が可能なのである。この本を最後まで読み続けると、きっと自分でその方法がわかってくるであろう。

そして、スヴァーミジーはとてもポジティブにアドヴァイスしてくださっています。

くよくよ考えない!これは、私の得意技ですが・・・それもバランスが必要だと思っています。

軌道修正できたら、穏やかなところに自分を持っていきます。

そのためには静かな瞑想の時間が必要になりますね。

第九章 三のドーシャ(病素)がある【絶対的な存在を知る】

ミルクが好きな人もいれば、嫌いな人もいる。しかし、ミルク自体に問題があるのではなくて、受け取る側の心に問題があるのである。確かに、心にはドーシャ(病素)がある。例えば子供が母親を見る時、その女性は、子供を守り、食べ物を与え、さまざまな世話をしてくれる人であり、夫にとっては、妻であり快楽の対象でもある。虎にとっては、えじきに見える。しかしこの女性自体は同じ一人の婦人である。見る人の心のドーシャのせいで、時と場合によって、取り方が変わってくるのである。楽しい時に見る花は輝いて美しく、悲しい時に見る花は、同じ花でも枯れてみえる。

わかりやすい例え話です。

私たち、瞑想してなるだけフラットな状態にしようとしていますが、それでもなかなか難しいことが多いです。

でもこれをわかっていたら、調整できていくはずです。

さらにシヴァーナンダさんは的確なアドヴァイスをくれます。

心の性質を調べなさい。心を注意深く分析しなさい。三つの心のドーシャである「汚れ、動揺、無知」の覆いを取り除きなさい。心を清らかにしなさい。心をしっかり保ちなさい。神、ブラフマンに心を集中しなさい。常に神を熱烈に思うことによって、自分の心を神の中に溶け込ませなさい。これが学習である。絶対的な存在を知る、感じる、このためにあなたは生まれて来たのだ。これ以外の仕事や義務は、自分の無知のために自分でつくり、自分が自分に押しつけたものにすぎないのだ。目を覚ましなさい。

神の話をされると、とたんに拒否反応を示される方も、困った時は神様にお願いするのではないでしょうか?

ひとりひとり神様の呼び方が変わっても、神の存在はなんとなくわかっていますよね?

それをしっかりとまずは意識することからはじめると、ここで書かれている内容が心に滲みてくると思います。

自分もできていないので、コツコツ積み重ね中です。

第十章 純粋な心と不純な心【高い心と低い心】

ウパニシャッドの教えによれば、二種類の心がある。純粋な心と不純な心である。欲望に満ちた低い心があり、純粋さに満ちた高い心がある。深い瞑想をしたいのなら、純粋な心だけにしなければならない。欲望と感情の本能のままの心である低い心を、純粋な高い心で支配しなければならない。

知性にも二つある。俗世の知性と純粋な知性である。

自我意識にも二つある。ブラフマンと一体になる純粋な自己と、肉体と一体化する愚鈍な自己である。

思考にも二種類ある。神を思う純粋な思考と、肉体と世俗を思う不純な思考である。不純な心は、不純な思考、俗世の知性、不純な自意識を創造し、この三つは悪循環を繰り返し、共同して悪さをし、欺く。

心の種は自我意識である。心は思考の束であり、すべての思考の根本には、「私」という考えがある。

5つにわけて引用しましたが、ここに書かれていることの全てです。

高い心で、低い心を手懐けていきたいですね。

【純粋・サットワな心とは】

純粋な心について

・孤独

・静けさ

・簡素な生活

・高潔な思い

・古典・教典の学習

・哲学的な会話

・精神集中

・宗教家との交わりなどを好む

これをみていると思い出すのはスヴァーミージー達です。

清らかな心は、話し方、顔、目に表われる。その人の口調、顔目の表情から清らかな心の持ち主かどうか判断できる。

これも、お会いするとわかります。

だから、スヴァーミ-ジーが来られる時は積極的に会いに行きましょう。

気高い願い、高貴な大望、高い理想、真の宗教的感情、慈悲、同情、純粋無私な愛、真理の探求、インスピレーション、天才的素質は皆、高い純粋な心から生まれる。純粋な心はブラフマンとつながっている。そしてブラフマンは純粋そのものである。

これがわかっていれば、スヴァーミ-ジーに会わない理由が見つからないです。

【活動的・ラジャスな心とは】

心はえてして、雑然とした市街地、おしゃべり、豪華な生活、低俗な考え、異性との交際、恋愛小説を読むこと、美味な料理、利己的な活動を好むものである。

ここでは、参加者で自分のラジャスな心について意見交換しました。

本能の心とは低い不純な欲望の心であり、物欲、情欲に満ちている。大多数の人はこの本能の心だけがある。いわゆる洗練され、教育を受けた人も本能の心にだけ留まっていることが多い。

感覚はより鋭敏であり、感覚の欲求を満すために、洗練されたものを追い求めるだけで、肉体と感覚器官とが一体化していることに変わりはない。肉体と感覚器官は、深遠なアートマンのことなどは考えもしない。心の存在は認めても、肉体だけが「私」なのである。

肉体だけが私ではないこと、本当の自分について・・・などなど、頭で理解していても、実際の行動に落とし込めないのは先に上がっている低い心が支配しているからなのでしょうか?

簡単な道ではない探求していく道のりがヨーガにはあるので、気づいたところから少しづつ変えていく、コツコツと行う作業がセットです。

そのために、最初に学んだ「規律正しく」「着実」「熱心」というキーワードを忘れずに行いたいです。

感覚の楽しみは病気を引き起こし、識別力を破壊し、心を汚す。だから、低い心の感覚の楽しみは避けなさい。永遠の至福と不死の泉の源、その存在を知りなさい。

病気も感覚の楽しみが引き起こすというのは、お医者様でもあるシヴァーナンダさんがおっしゃると説得力があります。

なかなか難しい課題ではありますが、知ってしまったので、試してみなくては!

Yoga Bija(ビージャ)について

Bijaの場所について

◆ 教室の場所

Bijaの料金について

◆ 料金

ヨーガ・インストラクターになりたい方

今年は日程次第ですが2名受付中です!

◆ ヨーガ指導者育成コース

最後に

長文にお付き合いくださってありがとうございます。

読書会ではゆっくりと本を読み進めているので、ヨーガ用語の解説なども行なっています。

興味があれば絶対に理解できますし、理解しているつもりでも、あっ!間違っていて理解していた!なんて気づきもあるかもしれません。

それもまた楽しいです♪

時間があれば最後は瞑想をします♪

夕方の瞑想もいいものですよ。

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更新頻度が低いですが、何か知りたいことなどありましたら発信するので、教えてくださいね。

よろしくお願いします。

Yoga Bija

加藤 

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