満月と月の礼拝

今日は水瓶座の満月です。

写真は昨日のお月様。

清水町教室の生徒さんに「先生も気をつけて帰ってくださいね」と。

思いやりのある優しい言葉をかけていただき、無事到着した時に撮りました。

民家も少ないし、街灯も少ない姫之湯は本当に暗いので、お月様や星がとっても綺麗に見えます。

月の礼拝

お月様とヨーガを繋ぐと【月の礼拝】です。

ビージャでも満月、新月には【月の礼拝／チャンドラ・ナマスカーラ】を行います。

昨日は優しいやり方で最初と最後だけをつないで練習しました。

それだけでもお月様をたっぷり感じられます。

ヨーガ事典には【チャンドラ・ナマスカーラ】で詳しく載っています。

月の礼拝。インドのヨーガ・アーシュラムではスーリヤ・ナマスカーラ（太陽の礼拝）ほどには行なわれていない。チャンドラ・ナマスカーラで行なわれるアーサナの数もマントラの数も一定していない。一般にはスーリヤ・ナマスカーラの12のアーサナに対して14ないし16のアーサナと、14ないし16のマントラから成っているといわれる。また、各アーサナやマントラもそれぞれ指導者やアーシュラムによって異なっている。

チャンドラ・ナマスカーラを行なうことにより、月（喉）から流れ出る甘露（アムリタ、不老不死の霊液）を十分に取り入れる。

インドのような暑い国では、太陽が沈み、月が出て涼しくなると、とても快適になる。チャンドラ・ナマスカーラは、そのような月を見ながら、月から流れ出るといわれている甘露を感じたと思われる。

また、月の表面の模様がさまざまなものに見えるというのも世界共通で、インドでも日本と同様ウサギに見えたり、鹿の模様に見えたりするようである。

アーサナも載っているのですが、イラストがなく解説だけなのでわかりにくいかな？と思います。

やはり、実際に身体を使って行うのが覚えるには近道です。

来月は坐学と実践で【月の礼拝／チャンドラ・ナマスカーラ】を行います。

9月の坐学と実践

シヴァーナンダさんが質問に答えてくれている本（その部分は第二部、第一部は思考について書かれています。）

『ヨーガと空の科学』に

ハタ・ヨーガ教師へのアドバイスが書かれていました。

ハタ・ヨーガを教えると同時に、パタンジャリのヨーガの八段階を教えること。生徒の正しい生き方、ヤマ（禁成ー他を傷つけない、誠実である、性的欲求のコントロール、盗まない、物に執着しない）、ニヤマ（勧戒ー清潔である、足るを知る、自己錬、聖典など精神的意識を高めるための学習、神への献身）の重要さを強調すること。生徒が、高尚な理想を持てるよう励ましなさい。積極的で献身的な行動ができるように、生徒を励ますこと。心を清め、制御できるようになることの重要性も充分に教えること。

真のヨーガとは、調和をとり人間の本質を高めることである。魂の浄化によって、低い光元の人間性を、徐々に神聖で輝いたものへと昇華していく。生徒のことをよく理解したうえで、明確に理解させなくてはならない。人生の目標は、あくまで神の純粋意識に目覚めることである。ハタ・ヨーガのアーサナ（ヨーガのポーズ）が最終目的ではない。それを忘れないように。

シヴァーナンダさんの教えのように、ビージャでは、アーサナだけではなく、坐学もバランス良く学んでいただきたいという想いで、【坐学と実践】のクラスを行っています。

9月は【プラーナーヤーマと月の礼拝】を行います。

【プラーナーヤーマ】には色々な種類があります。

秋はまだまだ暑さが残るので、身体を涼しくする呼吸法もできますし、季節の変わり目なので、寒い日もあります。

そんな時には、身体を温める呼吸法など、季節に合った【プラーナーヤーマ】を実践し、深まった呼吸で、9月といえば十五夜ですから【月の礼拝（チャンドラ・ナマスカーラ）】も覚えましょう。