『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』第4章11節クンダリニーの覚醒とカルマ


初詣をやっと済ませ、行かなきゃな〜って思っていたのでモヤモヤが消えすっきりとしました。

古いお札も気になっていたので、今年は箱根神社へ。

無事返納できました。

これでさらに心がすっきりしました。

良いお天気だったので、芦ノ湖もキラキラしていました。

心に決めたことは、それを実行することで心も強くなると言います。

心が穏やかだと、見えるものも変わってきます。

心を手懐けるのは難しいですが、コツコツ練習を繰り返していくしかないですね。

一般的にヨーガといえばハタ・ヨーガをさします。

アーサナが重視されていますが、ハタ・ヨーガにも瞑想はあります。

『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』の第4章にあたる部分です。

月一回の学習会で現在は第4章を学んでいます。

ヨーガを深めたい方はぜひ一緒に学んでいきましょう♪

いつでも参加できるように、学習会で行ったことを少しづつご紹介していきます。

クンダリニーの覚醒とカルマ

第4章11節はクンダリニーの覚醒とカルマについて書かれています。

シャクティ(クンダリニー)の覚醒したヨーギーは、サハジャの状態が起こる。残っていたカルマ(行為)が捨てられる。

『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー 後編』成瀬貴良

成瀬貴良先生は第4章、第3章を引用しながら

ヨーギーはグルの恩恵によってクンダリニーが目覚め、その結果サハジャ(自然)の状態が起こるということです。

『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー 後編』成瀬貴良

と、解説されています。

また、サハジャについても第4章9節からもう一度説明されています。

▶️『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』第4章8節〜9節/ヨーガとグル

そして、ラージャ・ヨーガのサーンキヤ哲学とは正反対だと解説されています。

ラージャ・ヨーガは瞑想により意識を一点に集中して、心の働きを止滅させることがヨーガだと説いています。

先日、Shanti Yoga Clubの勉強会ではこの心の働きヴリッティについて学びました。

奥が深くて、まだ完全に自分へと落とし込みができていません・・・

整理できたらまたご紹介していきます。

11節に戻ります。

後半部分は『バガヴァッド・ギーター』『インドの叡智』を引用してカルマについて解説されています。

カルマについて】

・行為であり、行為の結果であり、行為と結果の関係でもあります。

・インドの宗教や哲学の根幹をなる考え

・何も行為をしなければ行為の結果も残さないのではなく、何もしていないという行為をしていることになるので、何らかの結果を残す

・カルマと輪廻転生はとても密接な関係がある(サンスカーラ)

・今の人生一回きりの問題ではなく、前世や来世いを含めた長いサイクルで考える

カルマ・ヨーガについて】

・結果に執着せずに各自の義務や本務を遂行すること

・一般社会や日常生活に結びついているヨーガ

・肉体を使った行為だけではなく、感覚器官(目や耳など)による行為、心や感情の働きも影響する

・良い人の中にいたり、良い環境のところにいることによって無意識に情緒的な面でカルマに良い影響を与えている(聖地、アーシュラム、サット・サンガでの雰囲気)

カルマ(業)とサンスカーラ(行)】

サンスカーラは、チッタ(心)という大地の中に、それまでの何回も過去世において為してきた潜在的な可能性という種がたくさんあります。その種がサンスカーラ(行)。

私たちのチッタ(心)は、サンスカーラが複雑に絡まり合っている。

チッタ(心)にサンスカーラが潜在している以上、輪廻を繰り返す。

サンスカーラをなくすには無種子三昧(深いサマーディ)の境地だけ。

サンスカーラという種は3つに分けることができます。

このあたりは、月一開催のサット・サンガでも学び、ブログでもご紹介させていただいています。

▶️【サット・サンガ】プラティヤーハーラ(プラティアーハーラ)/感覚を感覚の対象から引き戻す方法

ヴァーサナ、カルマ・アーシャヤ、ヴァーサナの三つです。

上記、参考にしてみてください。

続いて、成瀬先生の解説は以下です。

煩悩によってさまざまな行為をし、その報いが心理的(ヴァーサナ)・外的な環境(カルマ・アーシャヤ)などに還ってくるのです。ですから、この煩悩を断ち切らなくてはならないのです。

 そのためにはクリヤー・ヨーガによって煩悩を弱め、静慮によって煩悩の働きを捨てます。まだ現れていない煩悩はチッタの逆転変によってなくすことができます。

『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー 後編』成瀬貴良

ここでいうクリヤー・ヨーガはアシュターンガ・ヨーガ(ヨーガの8段階)のニヤマの五つの中のタパス、スヴァーディヤーヤ、イーシュヴァラ・プラニダーナの三つを指します。

そして、後半部分の

残っていたカルマ(行為)が捨てられる。

『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー 後編』成瀬貴良

成瀬先生の解説は

わたしたちの行為の結果を清算できるという意味に取れます。行為の結果が残らなければ、来世に生まれ変わる必要はなくなります。つまり解脱です。グルの恩恵によるクンダリニーの覚醒にはこのような大きな効果があるのです。

『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー 後編』成瀬貴良

と、まとめられています。

約4ページにもわたって解説されていた11節でしたが、まとめると【ヨーギーはグルの恩恵によってクンダリニーが目覚め、その結果サハジャ(自然)の状態が起こり、解脱できる。】と訳すことができます。

こんな状態に辿りつくのは難しそうです。

でも、日々心のモヤモヤがなく心が軽やかになるように、カルマ・ヨーガしたり、瞑想を定期的に行っていきましょう。

1月の学習会は4章16節からです。

私の資料には講義で先生がたくさんコメントしていたことが残っているので、本には書かれていないこともお伝えしていきますね。

2024年1月の学習会の日程

8月から開始時間を早くしていましたが、オンラインで6:30〜7:00まで瞑想クラスがあり、そこから清水町教室へ向かうとどうしても渋滞にはまってしまいます。

なので、開始時間を30分遅くしてスタート!します。

以下、ご確認くださいね。


日時:2024年1月16日火曜日9時〜10時30分
場所:Yoga Bija 清水町教室
講師:加藤 照美(Yoga Bija主宰)
持ち物:『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー 後編』(*貸出も可能ですが、数に限りがあります。お申し込み時に必ずお伝えください。)/筆記用具
その他:坐学です。床に坐っても楽な服装でご参加ください。
受講料:3000円

ご予約と締切について

ご予約はLINEでもできるようになりました。

メールやお電話でも受付ていますので、お好きな方法をお選びくださいね。

LINEにてBijaと繋がってくださいね。

メール:ylsbija@gmail.com  お電話:09079122282(加藤)

ぜひご一緒にヨーガの教典を読みましょう♪

最後に

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加藤

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