【サット・サンガ】イーシュヴァラプラニダーナとサマーディ

寒暖差が激しい日々で、山の木々の紅葉が美しくなってきました。

今週末の土曜日、オンラインでサット・サンガを行います。

どなたでも参加できる集まりです。

参加者で『パタンジャリ・ヨーガの実践』を読んでいます。

10月は第3章【ニヤマ】が終わり、第4章【アーサナ】に入りました。

11月は【アーサナの定義「スティラム・スカム・アーサナム」】からになります。

瞑想のヨーガの教典で、アーサナをどう説いているか、一緒に読み、学びを深めていきましょう。

10月の復習

10月は【イーシュワラプラニダーナ（イーシュヴァラプラニダーナ）とサマーディ】から読み進めていきました。

ここでは、『ヨーガ・スートラ』第2章45節に

「いっさいをイーシュワラに捧げることによってサマーディにいたる」
『パタンジャリ・ヨーガの実践』スワーミー・メーダサーナンダ

と、書かれていますが、ヤマ、ニヤマの実践を一歩一歩進めることが必要だと書かれています。

この節に書かれていることは、成瀬貴良先生がよくお話ししてくれたことが書かれていました。

やはり、ヨーガは総合的に行うことが必要ですね。

瞑想だけではなく、先に書いたように、ヤマやニヤマも大切で、アーサナも自分の為にするのではないという気持ちで取組みながら、自分がすべきことを淡々と行うこと・・・などなど、最終的なゴールに向かう準備はできるけれでも、ゴールに行くのではなく、ゴールは向こうからやってくるのを待つだけなんだと書かれていました。

どんなことも行動を起こさなくては前に進むことができません。

私たちもこうやってサット・サンガを行い、本を読んで学びを深めていますが、それを日々の生活に活かすことを忘れないようにすることに繋がっています。

本当に毎日の色々なことに追われてしまうと、精神的な時間がなくなってしまいますよね。

ぜひ無理にでも時間を作られることをお勧めします。

続いて、この本では【イーシュワラプラニダーナ（イーシュヴァラプラニダーナ）の実践】について書かれていて、やはり実践が大切なことが説かれています。

五つあるそうです。

①シュラヴァナ（神について聞き、神について学ぶ）

②キールタナ（神の讃歌を歌う）

③ジャパ（神のマントラや名前を唱える）

④マナナ（神について考える、思う、瞑想する、祈る）

⑤ヴァンダナ（神を礼拝する）

また、「家族の中に神をみる」「すべての仕事は神へのお世話です」という気持ちで行うことも有効だと書かれています。

シヴァーナンダさんも同じように仰っています。

「自分の力や才能ではなく、神の力と能力をいただいて仕事をしています」「仕事は神の力を借りて一生懸命におこない、結果には執着せず神におまかせします」「成功しても失敗しても、結果は神に捧げます」という態度でおこなうと、仕事が礼拝になるだけではなく、ストレスを感じることなく喜びをもって仕事ができます。
『パタンジャリ・ヨーガの実践』スワーミー・メーダサーナンダ

と書かれています。

仕事でストレスを感じる方や、企業ではストレス軽減プログラムもあると聞きます。

ストレスがないって方は少ないと思うので、ぜひ実践したいですね。

ここまでが第3章でした。

第4章は【アーサナ】です。

まずは【パタンジャリ・ヨーガにおけるアーサナの意味】について書かれています。

ここにバクティ・ヨーガの経典があることが書かれていました。

『ナーラダ・バクティ・スートラ』という経典なんだそうです。

バクティ・ヨーガ、ギャーナ・ヨーガではアーサナについて言及が無いそうですが、パタンジャリ・ヨーガでは重要な実践だと書かれています。

また、気づきのために心が重要で、心が落ち着くには体が落ち着いている必要があ利、肉体を制御する実践（アーサナ）が重要だということです。