【サット・サンガ】ヨーガとは「合一」という意味
月に一度開催のサット・サンガは第4土曜日に開催します。
3月は23日開催です。
どなたでも参加できる、ヨーガが大好きなちょっとオタクな集まりです。
今月もマハー・ムリティ・ヤンジャヤ・マントラを唱えることからはじめましょう♪
オーム トリャンバカン ヤジャーマヘ
スガンディム プシュティヴァルダナーン ウルヴァームカミヴァ
バンダナーンムリティヨールムクシーヤ マームリタート
オーム 第三の目を持つもの(シヴァ神)を礼拝します
芳香を放ち繁栄をもたらすものよ
きゅうりのようにわたくしを死の束縛から解放させたまえ
『インドの叡智』成瀬貴良
興味のある方はぜひ下記よりご予約くださいね。
サット・サンガの内容
ビージャのサット・サンガはオンラインで無料で行っています。
瞑想のヨーガの教典『ヨーガ・スートラ』をわかりやすく解説した本、『パタンジャリ・ヨーガの実践』を読んでいます。
瞑想に興味がある方、ヨーガを深めたい方、どなたでも参加できる集まりです。
内容は、始まりのマントラを唱えるところからスタートします。
その後、参加者で『パタンジャリ・ヨーガの実践』を意見交換しながら読み進めています。
参加者で順番に読んでいくので事前に本をご用意ください。
☆日本ヴェーダーンタ協会
☆楽天ブックス で購入可能です。
また、進行役も順番で行っていきます。
本の小見出しで区切り、順番に読み進めていきます。
ひとりが終えたところで、感想を話し合います。
そして最後も終わりのマントラを唱えて終わります。
先月から最終章の8章【サマーディの結果】に入りました。
ゆっくりのんびり読んできましたが、2月でいよいよ終わるかな?と思っていましたが、6ページが残りました。
今月でいよいよ終わります。
もし時間が余ったら、一緒に瞑想しましょう。
そして、改めてお知らせしますが、4月からは『ヨーガとこころの科学』を読みます♪
シヴァーナンダさんの本です♪
Shanti Yoga Clubのマキ先生のオンラインクラスに参加していますが、この本を訳された小山芙美子先生とお話しする機会があり、お二人の先生にわからない部分のサポートをお願いし、快く引き受けてくださって、次からのサット・サンガもとても楽しみです。
2月の振り返り/合一
2月は【合一】から読み始めました。
少し難解だった第7章【サンヤマ】の最後は【合一】です。
ヨーガの意味については、切り取るところが違うからか?色々といわれますが、この本では「合一」という意味だと書かれています。
そして、何と何が合一するか?ということにも言及していて
一つは
バタンジャリ・ヨーガの考え方で言えば、アサンブラギャータ・サマーディに入ると、ヨーギーの純粋な心と自己の本性(パラマートマン)がひとつになる、つまり自分と神がひとつになります。
『パタンジャリ・ヨーガの実践』スワーミー・メーダサーナンダ
そして、もう一つ
ヴェーダーンタ哲学の考え方で言えば、ニルヴィカルパ・サマーディに入ると、瞑想者とブラフマン、アートマンがひとつになります。
『パタンジャリ・ヨーガの実践』スワーミー・メーダサーナンダ
また、
これらは言葉と道(方法)がちがうだけで、どのヨーガの方法をとっても目的は達せられます。選択の自由があるということ、さまざまなヨーガのいずれか、あるいは組み合わせて実践できることがヒンドゥー教の特徴です。
『パタンジャリ・ヨーガの実践』スワーミー・メーダサーナンダ
パタンジャリ・ヨーガはラージャ・ヨーガのことですね。
ヴェーダーンタはパタンジャリ・ヨーガと似てはいますが、インド六派哲学の一つでヨーガ学派と仲良しですが、違う学派になります。
ヨーガ学派はサーンキヤ学派やヴァイシェーシカ学派とも仲良しです。
この本でも、パタンジャリ・ヨーガとヴェーダーンタは同じことを言っていますし、最後の引用でも【言葉と道(方法)がちがうだけで、どのヨーガの方法をとっても目的は達せられる】と書かれています。
ちなみにインドの正統六派哲学は
1. ミーマーンサー
2. ヴェーダーンタ
3.ヨーガ
4.サーンキヤ
5. ヴァイシェーシカ
6. ニヤーヤ
で、詳細は成瀬貴良先生の『ヨーガ事典』から以下参考にしてみてください。
【シャッド(ト)・ダルシャナ】
シャッドは「六」、ダルシャナとは「見る、調見、哲学」。
ダプタ朝時代(4~6世紀頃)、仏教やジャイナ教は論理的・体系的になっていき、それに対抗すべく伝統的宗教も論理的・体系的になっていった。その結果、六派にまとめられた。
その特徴として、これら六派は何らかの形でバラモンの優越性やヴェーダの権威を認めるために正統派六派哲学といわれる。また、業(カルマ)や輪廻の思想を受け継いでいる。そして、開祖と呼ばれる人物がおり、各派にはスートラ(教典)が伝えられている。各派が成立した後は、スートラの解釈や註釈に力が注がれた。
1. ミーマーンサー
開祖はジャイミニ(紀元前 200~100頃)といわれ、教典は『ミーマーンサー・スートラ』。古来のヴェーダの祭祀は行為部と知識部とに分かれるが、ミーマーンサーは行為部が発展したもの。六派の中でも最も保守的な学派で、ヴェーダの儀式を重視し、それを哲学的に考察することを目指したもの。
2. ヴェーダーンタ
開祖はバーダーラーヤナ(紀元前100~1頃)といわれ、教典は『ブラフマ・スートラ』あるいは、『ヴェーダーンタ・スートラ』。ヴェータの流れを汲むもので、ミーマーンサーがヴェーダの祭祀との関連性が強いのに対し、ヴェーダーンタは知識部が発展したもの。ブラフマン=アートマンの一元論の哲学を展開する。
3.ヨーガ
開祖はパタンジャリ(紀元前2世紀頃)といわれ、教典は『ヨーガ・スートラ』。心統一により三味に入ることを目指す。哲学面はサーンキヤとはは同じ。ヨーガは、もともとは実践であり、哲学的根拠の薄いものである。よって、あらゆる学派の実践法として共通的に行なわれた。
4.サーンキヤ
開祖はカビラ(紀元前 350~250頃)といわれ、数典は『サーンキヤ・カーリカー』。プルシャとプラクリティの二元論を展開する。ヨーガの実践過程における心理学を形而上学的にしたものといわれる。原因と結果の関係では「因中有果論」を主張。
5. ヴァイシェーシカ
開祖はカナーダ(紀前150~50頃)といわれ、教典は『ヴァイシェーシカ・スートラ』。ヴァイシェーシカは知識の根拠として、直接知識と推論だけを認め、他の学派とは異なり、聖典の知識も推論の一部としてしか認めていない。六派の中では、自然哲学派に属し、現象界の構成を実体・性質・運動・普遍・特殊・内属の六つの原理によって説明する。そして、この六つの原理の研究とヨーガ(心が乱れていては真の理解が得られないから)によって解脱すると説く。サーンキヤが「因中有果論」を取るのに対し、ヴァイシェーシカは「因中無果論」の立場を取る。
6. ニヤーヤ
開祖はガウタマ(50~150頃)といわれ、教典は『ヴァイシェーシカ・スートラ』。思考の法則とも言うべき論理学はインドにおいて、古くからさまざまな学派によって研究されてきたが、ある時期に体系化されてニヤーヤになった。哲学的には独自性はなく、ヴァイシェーシカの自然科学に負うところが多い。
『ヨーガ事典』編著:成瀬貴良
となります。
仏教やジャイナ教は、バラモンやヴェーダの権威を認めなかったので非正統派になります。
そして、この本の続きはラーマクリシュナが経験した 5種類のサマーディについて書かれています。
ラーマクリシュナはハタ・ヨーガの実践があったので、チャクラについて書かれている部分もあり面白かったです。
これで7章が終わりました。
2月はサクサク進んだので振り返りが長くなるので、続きは次に書きます。
3月は【ジーヴァンムクタの実例】からになります。
2024年3月のサット・サンガの日程
サット・サンガは基本第4週の土曜日開催です。(*12月のみ第2週の土曜日開催)
3月は23日が開催日です。(*2024年4月は27日です。)
17時にスタートし、18時30分までの90分間行います。
今月は時間が余ったら瞑想しましょう♪
Zoomで行うので準備をお願いします。(*わからない時は聞いてくださいね)
ご予約と締切について
ご予約はLINEでもできるようになりました。
メールやお電話、予約サイトで受付ていますので、お好きな方法をお選びくださいね。
メール:ylsbija@gmail.com
お電話:09079122282(加藤)
お申込みいただいた方にZoomの案内をしますので、22日までにご案内が届かない方は、お手数ですが上記より連絡ください。
締切は3月22日(金)19時までになります。
直前まではっきりしないという場合はその旨お知らせくださいね。
お申し込みお待ちしています。
最後に
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加藤