【サット・サンガ】2025年2月の学び


先月のサット・サンガは雪が降っていました。

また、3月の初旬にも雪が降って、この日は少し積もりました。

今週もまた18日夜から関東では積雪予報が出ています。

寒い日もまだありますが、姫之湯教室では色々な花が咲き始め、明るい気持ちになってきます。

姫之湯教室の八重紅梅

また、年度末なのでお忙しい方も多いようです。

でも、サット・サンガは変わらず第4土曜日(*12月のみ第2土曜日)開催です。

定期的に行為することの重要性があります。

これは実践するのみです。

ぜひ、心を強くするためにもサット・サンガにご参加くださいね。

遅くなりましたが、先月のサット・サンガの学びのシェアです。

サット・サンガのメンバーも募集しています。

のんびり一緒に本を読みましょう♪

興味がある方は本を用意してお申し込みくださいね。

【サット・サンガ】2025年2月 今月の学び

2025年2月は第五章 心の三つの状態【目覚めている状態】から読み始めました。

◉みさき

2月は「夢を見ている状態」からでしたが、おさらいで「目覚めている状態」から読み進めていきました。

心には三つの状態がある。

「目覚めている状態」「夢を見ている状態」「深い眠りの状態」である。

「心の状態」をわかりやすく、睡眠の状態に置き換えているのか、とまず思った点でした。

目覚めている状態では、対象は心とは関係なく存在する。

夢を見ている状態では、心のみが働いていて、自由に動き回っている。心が主観となって対象は現れる。

さらに深い眠りの状態では、心は働かない。

心の働きによって生じる相対的な現象は、目覚めと夢を見ている状態でのみ存在し、深い眠りの時には存在しない。

目覚めと夢を見ている状態では

名前や形が生じ、世界が存在する。

深い眠りの中では思考はなく、このため世界もない。

人びとを悩ませる世界から切り離され、熟睡状態になれば、絶対的な至福を味わう。

ここに辿り着くまでに、着実に、大きな努力をしなければならない。

以前読書会で読んだ、パタンジャリ・ヨーガの実践にも記されていた「ヨーガとは心の考えの波を止滅すること」内、もっとも重要な実践が瞑想、とあり、努力とはこのことなのかなと思い起こしました。

また、ハートについてもパタンジャリ・ヨーガの実践に記されていたので、今回まとめる際、こちらの本も再度読むきっかけになり、良かったです。

◉なおみ

p40 第五章 心の三つの状態

心には三つの状態がある。目覚めている状態、夢を見ている状態、深い眠りの状態である。

目覚めている状態、夢を見ている状態、深い眠りの状態、それぞれについて心はどのような状態なのか、考えたことはありませんでしたが、みんなで共有しながら理解を進めることができました。

深い眠りの状態は、”よく寝たなぁ”という感覚しかなく、記憶にも残らないのでは…と思いましたが、

p43

この深い眠りは、全く何も存在しない非存在であっても、消極的なものでは決してない。良く眠ったという、眠りの後の記憶があるからである。経験はなくても、自己は存在し続ける。いわゆる意識は続いているのである。目が覚めた後でも、眠っている間、自分は存在していたと感じ取る。常に自分は存在していたと感じ取る。

深い眠りの中では思考はなく、このため世界もない。人びとを悩ませる世界から切り離され、熟睡状態になれば、絶対的な至福を味わう。違い、比較、差別などは心、それも低い心がつくりだすものである。心が止滅すれば、あらゆるものに一体感を感じるようになる。

p41

人間は、大宇宙の真理であるブラフマンを知った時、目覚めている時の現象も、夢の中のように実在しなくなる。現実の目覚めている状態は、単に長い夢にすぎなく感じる。目覚めている時の意識は、夢や深い眠りの時には存在しない。だからこそ、この現実の目覚めた状態は、実は実在しないのだ。無数に見える物は、実はただ一つだけ存在するのみである。目覚めよ、神の子供たちよ。

とあり、意識的に瞑想をすることで、目覚めているときでも、深い眠りの状態になる…至福を味わうことができるということなのだろうと思いました。

また、

現実の目覚めた状態も、全て夢、実在しないもので、すべては一つ

というところの本当の実感まではなかなかいきませんが、そう捉えれば、誰かと比べたり、差別したりすることも無意味なことだということを改めて感じました。

高次な心を作るために、瞑想やヤマ・ニヤマの実践も大切にしていきたいと思いました。

◉かとう

【目覚めている状態】

前回も読みましたが、復習を兼ねてここから読みました。

心の状態は三つ

・目覚めている状態

・夢を見ている状態

・深い眠りの状態

と、いうように、睡眠に例えて説明されていました。

自分が王さまになった夢を見る。そして王としての楽しみに浸る。だが、目覚めて起き上がったとたん、皆消え去る。それでも我々は、失われた夢のことは残念だとは思わない。我々は夢で見たことは実在しないことを知っているからである。これと同様に、この世界は、実在しないまぼろしの世界・幻影だという念がしっかりと確立されれば、目覚めた状態であっても、何の苦しみも感じることはない

これはヴェーダーンタの「この世は幻だと気づきなさい」それが瞑想のテーマではなく、ただ気づけばいい…と言われていることだと思いました。

しかし、感覚はとってもリアルだから、それを幻と見るのは、頭では理解できるけど、実際の行為行動として行うのは難しいなぁと感じるところです。

【夢を見ている状態】

面白いと感じたところがありました。

それぞれ性格の違いで夢は異なってくる。ある人は夢をほとんど見ない。自分が何者であるかという、自己の認識をしっかり持つ、ニャーナ・ヨーガの人は、何の夢も見ない。

私はまだ夢を見ます。

そして私の夢は天然色、カラーの夢を見ます。

なので、この本に書かれているように、自分が何者か?わかっていないようです。

【深い眠りの状態】

この深い眠りは、全く何も存在しない非存在であっても、消極的なものでは決してない。良く眠ったという、眠りの後の記憶があるからである。経験はなくても、自己は存在し続ける。いわゆる意識は続いているのである。目が覚めた後でも、眠っている間、自分は存在していたと感じ取る。常に自分は存在していると感じる。この状態が非二元的、すべては一つ、という一論の考えへの手がかりとなる。だからこれらの三つの状態を注意深く探究することは、ヴェーダーンタをはっきりと理解するのに非常に役に立つ。

と、書かれています。

ヴェーダーンタの勉強をするまでは、こんなふうに睡眠について深く考えたことがありませんでした。

また、熟考することが足りてないと感じました。

そして、

知性を持った魂が深い眠りに入った時、魂はどこに存在しているのか?感覚は知性の中に取り入れられ、ハートの中の空間にある。魂が感覚をハートの中に取り込んだ時、深い眠りとなる。

ここでは、ハートと心の違い?に引っかかりました。

みさきちゃんが教えてくれたように『パタンジャリ・ヨーガの実践』で具体的に書かれていました。

【サット・サンガ】サンヤマ/ダーラナー、ディヤーナ、サマーディ

また、

深い眠りの時、嗅覚、味覚、視覚、聴覚、触覚などから、心は完全に離れる。幽体と肉体が機能せず、この二つの制約に左右されない時、ジーワ(自我意識)は深い眠りの状態になり、自己の中に溶け込む。

幽体とは?なんだろう?というところも引っかかりましたが、shanti yoga clubのホームページに答えがありました。

ヨガでいう体は3つあります。①肉体、②微妙な体、 幽体(微かな体)、そして③原因体です。マインド=「こころ」は、幽体の働きです。

トリ・シャリーラの一つでした。

そして、

これが睡眠である。だから眠っている時、純粋真理と一体となり、本来の自己の姿に戻る。

睡眠の状態をこんなふうに捉えるとわかりやすいです。

さらに、この部分

違い、比較、差別などは心、それも低い心が作りだす

この低い心が厄介ですが、好き嫌いとわけて考えてしまったら、低い心が活動中なので、高い心でコントロールしていきたいです。

続いて書かれている

心が止滅すれば、あらゆるものに一体感を感じるようになる。しかしその達成のために修行者は、着実に、大きな努力をしなければならない。

心が止滅すると何も感じなくなるのではなくて、あらゆるものに一体感を感じると言うのは、とても幸せなことだと思いました。

そのために定期的な瞑想の練習をしていくしかないですね〜。

それぞれをまとめると

◎目覚めている状態

・対象は心とは関係ない

・この時の意識は、夢や深い眠りの時には存在しない

・この状態は実在しない

・無数に見えるものは、ただ一つだけ存在するのみ

・名前や形が生じ、世界が存在する

◎夢を見ている状態

・対象は心に依存

・目覚めている時の意識は存在しない

・心がある 

・心のみ働いている

・全ての感官器官は静止して心の中に吸収される

・心のみが何の束縛もなく自由に動き回れる

・名前や形が生じ、世界が存在する

◎深い眠りの状態

・目覚めている時の意識は存在しない

・心は動かない

・好き、嫌いは存在しない

・心は本来の源に戻る

・感官器官、運動器官は働かない

・全く何も存在しない

・消極的ではない

・自分は存在していると感じとることができる

・心の働きによって生じる相対的な現象は、目覚めと夢を見ている状態でのみ存在し、深い眠りの時には存在しないとシャンカラ(ヴェーダーンタ派思想家)は説明している

・思考がない

・世界もない

・悩みから離れている

・絶対的な至福を味わう

このまとめ作業をしていても忘れてしまうことが結構ありました。

ぜひ繰り返し読み返したいと思いました。

ヨーガでの大切な教え【アヴィヤーサ(修習)】がおすすめされていることが、ヨーガの勉強を続けることでよくわかります。

ひとりで読むのとは全く違う読書会にぜひご参加くださいね。

2025年3月〜2025年8月のスケジュールなど

毎月第4土曜日開催 *12月は第2土曜日

◉3月22日

・16:45〜 Zoomオープン  

・17:00〜18:30  サット・サンガ

⚪︎Zoomを使って行います。

⚪︎無料で行っています。

⚪︎『ヨーガとこころの科学』をご用意ください。

4月以降のスケジュール

4月26日    5月24日 6月28日  7月26日  8月23日

時間は同じです

お問合せ/ご予約

ご予約は、24時間前までにお申込みください。

LINE や下記記載のメールやお電話、予約サイトからお申込みいただけます。

現時点でキャンセル料はいただいていません。

キャンセルの時もご連絡お願いします。

●LINE

●メール:ylsbija@gmail.com

●電話:090-7912-2282

お問い合わせもお気軽に上記まで。

Bija(ビージャ)について

Bijaの場所について

◆ 教室の場所

Bijaの料金について

◆ 料金

ヨーガ・インストラクターになりたい方

現在は地域によっては受付できませんが、一度ご相談ください。

◆ ヨーガ指導者育成コース

最後に

長文にお付き合いくださってありがとうございます。

読書会ではゆっくりと読み進めているので、ヨーガ用語の解説なども行なっています。

興味があれば絶対に理解できますし、理解しているつもりでも、あっ!間違っていて理解していた!なんて気づきもあるかもしれません。

それもまた楽しいです♪

Instagramは
@yoga_bija

また、Twitterは

yoga_bija

更新頻度が低いですが、何か知りたいことなどありましたら発信するので、教えてくださいね。

よろしくお願いします。

Yoga Bija

加藤 

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