【サット・サンガ】2024年12月の学び


2025年も始まり、1月も半分以上過ぎました!

早いですね。

こんな調子であっという間に1年が過ぎてしまいます。

日々を大切にしたいです。

朝は車も凍る日が増えてきましたね。

寒いですね〜がご挨拶になっていますが、心はいつもポカポカにしておきたいです。

遅くなりましたが、先月のサット・サンガの学びのシェアです。

サット・サンガのメンバーも募集しています。

のんびり一緒に本を読みましょう♪

興味がある方は本を用意してお申し込みくださいね。

『ヨーガとこころの科学』今月の学び(2024年12月21日開催)

12月は第3章【プラーナ、クンダリニー、チャクラ】の後半から読み進めました。

◉なつみ

【プラーナは心より優位】

今まで私は「精妙で深い部分にあるモノ、コト、エネルギーなどが優位」と勝手に思いこみ、決めつけていたと気づきました。

ーヨーガと心の科学ではー

【心】

・心は精妙なものからできている

・心は五大元素の中でもサットワと呼ばれる微細で純粋な部分が集まって形成されている

・心はプラーナによって働く

【プラーナ】

・プラーナは少し粗大なものからできている

・プラーナは五大元素のラジャスと呼ばれる活動的な部分が集合して形成されている

・プラーナはアートマンに最も近いすべての一番奥に存在する

ーパンチャ・コーシャの観点ではー

外側から

アンナマヤ・コーシャ(肉体の鞘)

プラーナマヤ・コーシャ(プラーナの鞘)

マノーマヤ・コーシャ(心の鞘)

と重なって存在している

この2つの内容と私の思い込みで

心が優位?プラーナが優位?と

ごちゃごちゃになっていましたが

今回少し整理が進みました。

ただ、優位性はありつつも善し悪しではないと思うので、とらわれすぎないよう、広い視野をもって今後もヨーガに向き合っていきたいです。

◉みきこ

『ヨーガと心の科学』より受け取ったこと

・プラーナがあるから生命活動を維持することができる。

・プラーナは、心がそこになくても働くことができる。一方、心はプラーナによって働く。

・プラーナから全てが生じている。

・プラーナはクンダリニーにもつながる。

・ウパニシャッドの教えによると、食物は人の性質、記憶、心をつくる。

・心の生成には食物が必要。

・食物は三つのもの(①粗大な重い部分→排泄物、②中間部分→血や肉、③最も細やかな部分→心)に転換される。

・バガヴァッド・ギーターのサットワ(純粋)、ラジャス(動的)、タマス(鈍い)の三つの性質は三つの異なった性質の食物のためだとされている。

・心の質は食物の質に左右される

 ラジャスの食物→心を興奮させる

 サットワな食事→心を落ち着かせる

・心の質が摂取する食物に依存している以上、瞑想生活を送る修行者や俗世界のままの在家修行者は、サットワな食生活を送るように最大の注意を払うことが必要。

学習会を経て思ったこと

 プラーナがあるから微細な所まで動かすことができるということが分かった。

 人が生命活動を維持することができているのはプラーナのおかげ。ここに心が加わることでより人間らしく生きることができる。

 どんな人間でありたいか?

 ここに心をサットワ(純粋)に保つ重要性があると思った。

 悟りを得た人であれば、サットワな心とプラーナを持ち続けることが可能だが、修行者はそうはいかない。

 心の質は食物の質に左右されるのだから、サットワな食事を積極的に摂ることが大切だと思った。

 サットワな食事とはどんなものなのだろう?

 アーユルヴェーダでは、『作りたてのものを摂り、満腹まで食べない』という教えがある。また、加工しすぎないことも大切。純粋さから離れていってしまうから。

 この考え方がサットワな食事にあたるのかもしれないと思った。

 次回の学習会で深めていきたい。

◉なおみ

p32「プラーナは心より優位」

プラーナは心に対し、

「あなたは感覚器官を支配できると思っているが、私の支えなしにその能力をどうして発揮できようか。」心はプラーナによって働き、プラーナからすべてが生じる。この話は、プラーナが心や他の感覚器官より優位に立っていることを物語っている。

相互依存はありながらも、生きる上でプラーナはなくてはならないもので、心が動くためにはプラーナが必要であり、そのためにプラーナ(よりよいプラーナ)を取り入れようという意識は大切なのだろうと思いました。

また、p36

食物は、心と密接して直接の関わりがあり、心のあり方に重要な役割を果たしている。ラジャスの食物は心を興奮させる。サットワな食事は心を落ち着かせる。肉食獣であるトラと、草食の牛の性質の違いに注目しなさい。食物は心に重大な影響を与えるのである。

とありますが、食べ物から身体が作られるだけでなく、心も食べ物からエネルギーを得ており、心のあり方までもが食べ物に左右されることを改めて気づかされました。

誘惑の多い日常ですが、ちょっとした選択の中でサットワな食物を選べるよう、少しずつ意識を持ちたいと思いました。

また次回の学習会で、そのあたりを深めていくのが楽しみです。

◉みさき

[クンダリニーとチャクラ]

今回は「クンダリニー」について、印象が強く残りました。

プラーナともつながり、そして心ともつながっている、ということ。〝源〟とも言えるエネルギーを感じます。

まず、その姿。

蛇がとぐろを巻いたような姿で、尾てい骨の下、肛門の上にあるムーラーダーラー・チャクラ(根の力の中枢)に、顔を下に向け、三回半とぐろを巻いて眠っている状態

とてもイメージがつきやすく、こんなにも明確なのか、とも思いました。来年は巳年、余計に身近に感じてしまいます。

クンダリニーが目覚めると、脊髄のなかにある、スシュムナー管を勢いよく上昇する

まるで蛇が目覚め、どんどんサハスラーラ・チャクラへ向かい伸びていっている、そんなイメージが浮かびました。

下のチャクラから上のチャクラへ、

それぞれの扉を開いて進み、それぞれの力を得ながら、最終的に

宇宙を、細やかな本来の姿で感知できるようになる

宇宙のエネルギーを得る。

クンダリニーとチャクラの関係性も改めて再認識できたように思えます。

◉かとう

●プラーナは心より優位

我々の内面は、いくつもの層からなっている。まず一番外側の層に言葉があり、その内側に視覚がある。視覚は矛盾なく目でみた対象の印象を伝えるけれども、あたかも貝の真珠層を銀と見間違うことがあるように、視覚には錯覚がある。一方、聴覚は視覚よりもっと内側にある。なぜならば、耳はありもしない音を聴くことはないからだ。また、耳は心の注意が向いたときにだけ機能する。その心はプラーナに依存している。プラーナは、アートマンに最も近いすべての一番奥に存在する。

ここは具体的に書かれていて、面白く読めた部分です。

心は何層にもなっていること、心の奥はとても穏やかなことは習って知っていたけれど、ここでは感覚器官との関係が書かれていて具体的でした。

そして改めてプラーナの優位性を理解できました。

後半は多分『チャーンドギャ・ウパニシャッド』からの引用でした。

読書会で本を読みながら学ぶことは、復習にもなり、知識が深まっていくので、繰り返し同じことでも学ぶことにに意味があると感じています。

●クンダリニーとチャクラ

クンダリニーはプラーナとつながり、プラーナは心とつながっている。

この部分の前に、ムーラーダーラ・チャクラにあるクンダリニーの説明がありました。

このクンダリニーは三巻半のトグロを巻いているのは知っていましたが、その顔が下を向いていたことは知りませんでした。

何か?意味があるのでしょうか?

ただ、クンダリニーは眼で見ることができないので、シヴァーナンダさんがそう感じたのか?多くの修行者たちの共通した感覚なのでしょうか?眠っているから顔が単純に下を向くってことなのでしょうか?

そして、そのクンダリニーはプラーナとつながっています。

クンダリニーはプラーナの通り道、スシュムナーに点在しているチャクラのひとつ、ムーラーダーラ・チャクラにあると説明されていることからもわかります。

チャクラもプラーナもエネルギーです。

そのプラーナは心でつながっていることも、前に書かれていた『チャーンドギャ・ウパニシャッド』に書かれていた通りです。

この本では、肉体 < 心 < プラーナと言っています。

でも、ヨーガを行っていなかったら、この関係性を、理解も体感もできないのではないでしょうか?

学校の勉強では習わない、眼には見えないエネルギーの話しは、信じない方も多いですよね。

さらに

知識の道を辿るヴェーダーンタの人びとも、クンダリニーの力の覚醒を通じて初めて超越意識状態を達成するのである。ラージャ・ヨーガ、バクティ・ヨーガ、ニャーナ・ヨーガのいずれも、この根源のエネルギーの覚醒なしには、サマーディ(三昧)あるいは、宇宙の真理と一体になる超越意識、超常能力への到達は不可能である。

と、書かれていました。

とてもハタ・ヨーガ的だけれども、クンダリニーの覚醒なしにはサマーディに到達しないんですね。

ここから続く部分もハタ・ヨーガの教典を読んでいるようでした。

また、シヴァーナンダさんのアドバイスは具体的に書かれています。

世俗的な情欲と欲望が実際になくならなければ、クンダリニーの力とエネルギーは目覚めない。

シャクティ(力)を揺り動かす、打つ、動き回る、などがクンダリニーを覚醒させるのに役立つ。強く突き動かす、はクンダリニーをさらに上昇させるのに役立つ。

シャクティと言葉が変わりましたが、クンダリニーと同じと考えていいと思います。

クンダリニーもシャクティも潜在的なエネルギーには変わりありません。

成瀬貴良先生の『ヨーガ事典』には

【クンダリニー(クンダリー)】

「シャクティ(力)を揺り動かす、打つ、動き回る、などがクンダリニーを覚醒させるのに役立つ。強く突き動かす、はクンダリニーをさらに上昇させるのに役立つ。」

これを理解して以下を読むと深まります。

クンダリニーの力が目覚めると、脊髄のなかにある、スシュムナー管を勢いよく上昇する。するとすべての知覚が精神的空間の中で起きるようになる。

クンダリニーが目覚めた後、プラーナは、脊髄の中にある気道の流れ、ブラフマ・ナーディーのスシュムナー管を、心とアグニと呼ばれる火を伴って、上に向かって昇る。

その時体に灼熱を感じる。こうしてヨーギーは、肉体意識の呪縛から解き放たれ、物質世界から自由になれる。

体が灼熱を感じるという話しは、成瀬貴良先生の先生、藤田鳳子先生の体験談の中で聞いたことがあります。

その時は確かお尻が焼けるように熱い感覚だったと思います。

次は初めてクンダリニーが覚醒した時の様子です。

初めてクンダリニーが目覚めるとすぐに、ヨーギーは短期間に、次の六つの経験をする。アーナンダ「神聖な歓喜」、カムパナ「体のさまざまな部分の震え」、ウドバーヴァ「地面からの浮上」、グールニー「神聖な酔い、体は丸く動く」、ニドラー「眠り」、ムールッチャー「気絶」。

6つひとつひとつは何かの本で読んだり、学習会で学んだことがありますが、6つを経験するというのは初めての学びでした。

そして、最後はクンダリニーが目覚めた後について書かれています。

クンダリニーが目覚めた後、頭頂部のサハスラーラ・チャクラまで上昇させなければならない。クンダリニーが下のチャクラ(エネルギーの中枢)から上のチャクラへ動く時、それぞれのチャクラの扉を開いて進んでいく。ヨーギはそれぞれのチャクラごとに別の種類のアーナンダ(至福)を経験する。種々の超常的能力を得るとともに、さまざまな体験をする。地水火風空の五大元素の支配ができる力を得る。宇宙を、細やかな本来の姿で感知できるようになる。さまざまのコーザル、原因体レベルの完全な知識を取得する。クンダリニーがサハスラーラ・チャクラに到達すると、チダーカーシャという無限の知識としてのブラフマンに入る。チャクラが開くと輝く光を発するが、超常的で常人の目には普通見えない。

チャクラは下から5つは五大元素と関係しているので、チャクラひとつひとつを学ぶことで理解ができると思います。

それぞれのチャクラは音(ビージャ・マントラ)や色があります。

音の周波数と色には関係がある聞いたことがあります。チャクラが開くと、それが常人には見えない光というのも想像できます。

どれも経験したことがないので実感するのは難しいですが、頭で考えてわかるものでもないので、自然に任せるしかないですね。

第四章心と食物

●ウパニシャッドの教え

その人の食べる物が純粋であれば、性質も純粋になる。性質が純粋になれば、記憶もしっかりする。

しっかりした記憶を持てば、すべての束縛をたち切れる、とウパニシャッドでは述べている。

記憶というのが面白いと思いました。

ちょうど今読んでいる「安い・美味しい・簡単 実践 健康食」という感染症の専門医、岩田健太郎先生の本を読んでいて、そこに

現段階で一番の健康食 ー 「地中海食」

ちなみに、いわゆる「エビデンス」が一番堅牢な健康食は、地中海食といわれるもので、地中海沿岸の食事をいいます。その構成要素は以下のとおりです(*9)。

1.加工をほとんど施さない、全粒の穀物や豆が主体。

2.毎日、生野菜たっぷり。

3.新鮮なフルーツ、ときに蜂蜜。

4.脂質の供給源としてのエクストラバージン・オリーブオイル、ナッツ、植物の種。

5.ほどほどに食べる魚。

6.   少量のチーズやヨーグルト。バターやクリームは摂らない。牛乳もコーヒーに入れる分だけ。

7.赤い肉や加工肉は週に1回、あるいはそれ以下のみ使用。

8.食事のときだけ、ワインを少々、あるいはほどほどに。

疫学研究によると、地中海食により、心血管疾患、脳卒中、肥満、糖尿病、高血圧、ある種のがん、アレルギー疾患、アルツハイマー病やパーキンソン病の予防効果があるそうです。

と書かれていました。

アルツハイマーと言えば記憶。

これを読むとヨーガ的なサットヴァな食事と違うところもあります。

ただそのサットヴァではない部分に関しては、少量とかほどほどと書かれています。

シンプルで新鮮なものをほどほど感謝していただくのが良いように読み取れます。

ウパニシャッドの哲学者は、心の生成には食物が必要だと考えた。「摂取された食物は三つの異なったものに転換される。粗大な重い部分は排泄物となる。中間の部分は血や肉となり、最も細やかな部分は心となる」。

ここから『バガヴァッド・ギーター』からの引用で、サットワ(=サットヴァ)(純粋)、ラジャス(動的)、タマス(鈍い)について書かれていて、この三つの性質があるのは、三つの性質の食物のためだと書かれています。

よく、ヨーギーが菜食なのはなぜか?という問いに【アヒンサー(非暴力)】だからと言われますが、私はこのサットヴァからきていると教わりました。

【アヒンサー(非暴力)】を重視したら、何もいただくことができません。

●心の質は食物の質に左右される

食物は、心と密接して直接の関わりがあり、心のあり方に重要な役割を果たしている。ラジャスの食物は心を興奮させる。サットワな食事は心を落ち着かせる。

重い、豪華な、消化のよくない食事の後で、心を支配するのはむずかしい。

また、アルコールは心に非常に激しい興奮を起こす。

一方、食物は瞑想にも重要な役割を果たすことがわかる。良い瞑想をするためには、食物は軽く、サットワで、滋養のあるものでなければならない。

果物・ミルクなどの軽いサットワ食は、対象と主観の消えた状態、知る者、知ること、知られる者が消え去った、精神集中状態へと導いてくれる。

心の質が摂取する食物に依存している以上、瞑想生活を送る修行者や、俗世界のままの在家修行者は、サットワな食生活を送るように最大の注意を払うことが必要である。」

これらが、瞑想をするヨーギーがサットヴァな食事を摂る重要性ですね。

これは、機会を作って体験されるのをおすすめします。

アーシュラムのカレーには、ニンニクや玉ねぎを使わないサットヴァの食事です。

本当に軽いです。

ちなみにアーシュラムの食事量は朝が一番軽く、お昼はおかわり自由でボリュームがあります。

ただ、日本とインドでは気候など環境も違うので、考慮したいところです。

日本だったら何がいいか?みんなで意見交換しました。

2025年1月〜2025年3月のスケジュールなど

◉1月25日

◉2月22日

◉3月22日

・16:45〜 Zoomオープン  

・17:00〜18:30  サット・サンガ

⚪︎Zoomを使って行います。

⚪︎無料で行っています。

⚪︎『ヨーガとこころの科学』をご用意ください。

お問合せ/ご予約

ご予約は、24時間前までにお申込みください。

LINE や下記記載のメールやお電話、予約サイトからお申込みいただけます。

現時点でキャンセル料はいただいていません。

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●LINE

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