【サット・サンガ】マントラの唱え方
月に一度行っているサット・サンガはヨーガ好きなメンバーでのんびりと『パタンジャリヨーガの実践』を読んでいます。
お気軽にご参加ください。
ただ、『パタンジャリヨーガの実践』の本が必要になるので、事前にご準備くださいね。
☆日本ヴェーダーンタ協会
☆楽天ブックス で購入可能です。
進行役も順番で行っていきます。
本の小見出しで区切り、順番に読み進めていきます。
ひとりが読み終えたところで、感想を話し合います。
『ヨーガ・スートラ』を読み解くのが難しいなって感じていらっしゃる方はぜひ一緒に読んでみましょう。
今月は【イーシュワラの証明方法 】からです。
イーシュヴァラと成瀬先生は表記されます。
前回からの続きになりますので、今月から参加される方、先月お休みされた方は、第6節イーシュワラプラニダーナ(神を瞑想する)を読んでおかれると理解が深まります。
ぜひ、予習してご参加くださいね。
また、どうしても都合が合わず参加できない方、おひとりで読んでいてわかりにくいことがありましたら、LINEでグループを作っていますので、そちらでも和気藹々ヨーガを深めていきましょう。
先月の復習
先月は【マントラ の唱え方】から読み進めました。
マントラの唱え方は3種類あります。
これは成瀬貴良先生からも教わったのですが、この本だと少し表記が違いました。
なので、成瀬先生に教わったようにご紹介しますね。
●ヴァイカリー
声に出して唱えます。
この本では”かすかな声で唱えます。”と書かれていました。
●ウパーンシュ
つぶやくように唱えます。
●マーナシカ
心の中で唱えます。
初心者にはヴァイカリーがお勧めされています。
それは
マントラの唱え方
声に出して唱えると、耳でもその音を聞くので自然に心にインプットされ、落ち着かない心をしずめていくことができます。
『パタンジャリ・ヨーガの実践』
これは私も本当にそうだなぁと思っていて、ヨーガを伝える仕事をしているから、いつでもこうゆうことに触れていられ、自分がヨーガを伝える時に使う言葉は、成瀬先生に教わったように、綺麗で優くてポジティブな言葉になり、それをいつも自分が聞いているから、自然に自分で自分を優しくポジティブにマインドコントロールしているような感じです。
また、
マントラの唱え方
霊的実技は可能なかぎり密かにおこなうべきで、他人に見せびらかすものではありません。中には自分が霊的な人間であると印象づけたいために、人前で、他人に分かるように数珠をくくる人もいますが、その行為は霊性の本道から外れています。数珠があっても衣服の中に隠し持っておくべきです。
『パタンジャリ・ヨーガの実践』
と、書かれていました。
成瀬先生は「ポケットの中にマーラーを入れて唱えている。」とおっしゃっていました。
私も先生を見習って、いつでも唱えられるようにバッグに(ポケットのないヨーガウェアが多いので)入れていたのに、どこかにいってしまっていたマーラーでしたが、無事に見つかりホッと一安心ですが、なかなかジャパが習慣になりません。
心の中でジャパすることは結構あります。
でも、目的を持って行ってしまうので・・・反省しています。
習慣ですから、朝起きて、顔を洗って、歯磨きするようにジャパできように、日々工夫と実践ですね。
そして、【マントラを何回も繰り返して唱える理由】についても書かれていました。
マントラを何回も繰り返して唱える理由
不純なサムスカーラを浄化するのにもオームを何回も繰り返す必要があるのです。
・・・
日々蓄積する汚れを清めるためにも、ジャパは必要なのです。
ジャパには「良くないものを取り除く」ことに加え、「純粋で神聖な傾向を形成する」という積極的な意味もあります。またいつでもどこでもおこなうことができる実践なので、家事、ヨーガ、入浴、電車通勤、他人への奉仕などのときにおこなえば、つねに神とつながることができます。最終的にはアジャパー・ジャパ(自分でジャパしている意識がないのに、無意識のうちにジャパしている)の状態が理想です。すると睡眠中にもジャパが続き、たとえば不純な夢を見ることを阻止してくれます。
『パタンジャリ・ヨーガの実践』
神と書かれているとびっくりしますか?
過去の宗教的な色々な事件で、神と聞いたらなんか気持ちが引いてしまうこともあるかもしれません。
でも、ここでいう神は皆さんそれぞれがイメージする神でいいと思います。
そしてジャパするのはお金がかかることでもありません。
ヨーガでこうゆう話になる時に大切にしているのは気持ちなんです。
見た感じ優しくしていても、心の中がドロドロしていては、それは必ず何も行為しなくても、何も言葉を発さなくても、醸しでてしまうものです。
皆さんもそんな経験ありませんか?
なんか重い、暗い雰囲気がある・・・みたいな。
ヨーガしている私たちは、日々色々なことがあるので難しいですが、いつも心を穏やかにしていたいものです。
心を心でコントロールするのはなかなか簡単にはいきません。
だから、ハタ・ヨーガしたり、プラーナーヤーマしたり、瞑想したり、ヨーガの神聖な本に触れたりしながら、バランスをとって暮らしたいですね。
さらに、この章はまだまだ続くのですが、
マントラを何回も繰り返して唱える理由
釈迦の話に「人が一生を終えて火葬されるとその肉体は灰になるが、ひとりの人間に過去世の火葬で出来た灰をすべて集めると、それは山の高さになる。ひとりの人間が過去世で飲んだ母乳をすべて集めると、それは海になる」というものがあります。サムスカーラを消し去ることがどれほど大変かがこれでわかるでしょう。しかし、絶望することはありません。霊的実践をするとともに、神の恩寵にすがればよいのです。
シュリー・ラーマクリシュナは言っています。「私たちのサムスカーラは確かに巨大な山だが、それは綿でできた山だ。マッチの火をちょっとつければ、たちまち続けて消え失せてしまう」
霊的実践をして、神の恩寵が得られなければ、過去のサムスカーラがなくなるだけでなく、神聖なサムスカーラが新たに始まります。そして天国へ行くことができるだけでなく、ふたたび生まれることなく、解脱できます。これがオーム のジャパによってもたらされる結果です。
『パタンジャリ・ヨーガの実践』
と書かれています。
ラーマクリシュナさんの言葉で少し励まされますが、サムスカーラがある限り、輪廻を繰り返すことになります。
サムスカーラはヨーガ成瀬先生の事典に【サンスカーラ】とういう表記で載っています。
解説は約1ページになります。
なので簡単にご紹介します。
【サンスカーラ】
行。潜在意識。残存印象。形成されたもの。業(カルマ)や輪廻(サンサーラ)思想と深い関係があり、インドの宗教・思想・哲学の根幹にある概念。サーンキヤ哲学では、人は無始の過去からの無数の転生の間に積み重ねられた残存印象が心(チッタ)の中に潜在的なものとして眠っているが、これが機会を得ると、さまざまな形で現れるという。サーンキヤではサンスカーラには大きく分けて、ヴァーサナ、カルマ・アーシャヤ、クレーシャの三つの形があるという。
『ヨーガ事典』
と書かれています。
インド人の深い洞察力にはびっくりします。
続いて第6節 イーシュワラプラニダーナ(神を瞑想する)に入りました。
ここではまず【イーシュワラとは何か】ところで、ヨーガ哲学とヴェーダーンタ哲学ではイーシュワラが同じでないと書いてありました。
ここは、参加者の中でも理解の違いがあり面白かったです。ヴェーダンタを学んでいる人はヨーガ哲学がわかりにくく、私はヴェーダーンタがわかりにくかったです。
また、はじめて知ったプラクリティーナ・プルシャという言葉。
これは解脱した人という意味なんだそうです。
ヨーガを17年学んでいますが、まだまだ初めての学びがあるのは幸せだなって感じます。
奥深いヨーガの学び、一生かけて学び続けられるものに出会えた喜びです。
7月のサット・サンガの日程
サット・サンガは基本第4土曜日開催です。
12月だけは第2土曜日に開催します。
7月は第4土曜日の23日が開催日です。(*8月は27日です。)
17時にスタートし、18時30分までの90分間行います。
ご予約と締切についてご予約はLINEでもできるようになりました。
メールやお電話でも受付ていますので、お好きな方法をお選びくださいね。
メール:ylsbija@gmail.com お電話:09079122282(加藤)
お申込みいただいた方にZoomの案内をしますので、25日土曜日にご案内が届かない方は、お手数ですが上記より連絡ください。
締切は7月22日(金)19時までになります。
直前まではっきりしないという場合はその旨お知らせくださいね。
お申し込みお待ちしています。
お知らせはInstagramでも発信しています。
Instagramでは、ヨーガにいつでも触れられるように、今は『ヨーガと心の科学』から引用したシヴァーナンダさんの言葉を紹介しています。
最近は夜遅くアップになっているので、なんとかリズムを戻し、お昼頃にはアップしたいと思っています。
毎日アップを目標にしていますので、フォローしていただくと励みになります。
@yoga_bijaです。
よろしくお願いします。
Yoga Bija
加藤