【サット・サンガ】2025年4月の学び


5月も後半ですね。

あっという間に時間が過ぎ、もう今月のサット・サンガのご案内です。

日もすっかり長くなり、先週の火曜日は満月だったのでキャンドルヨーガでしたが、19時近くでこの明るさでした。

さて、今週末は【サット・サンガ】で読書会を行います。

愛と奉仕の聖者、スヴァーミー・シヴァーナンダの著書『ヨーガとこころの科学』を、参加者の皆さんと意見を交換しながら、じっくりと読み進めていく予定です。

「亀の歩みのように」という言葉の通り、焦らずにそれぞれのペースで学びを深められる読書会です。

ヨーガに興味がある方はもちろん、新たな視点や気づきを得たい方も、ぜひ気軽にご参加ください。

のんびり、じっくりと一緒に本を読みましょう♪

途中参加の方も大歓迎です。

毎月、今月の学びを参加者でまとめているので、『ヨーガとこころの科学』というカテゴリーから遡って読んでいただくと、内容がわかると思います。

【サット・サンガ】2025年4月 今月の学び

4月は第七章 心のサイキック(超常能力)な状態からでした。

◉なおみ

p47内面の世界へ

人けのない部屋に一人静かに坐り、さまざまな精神現象を観察して見よう。心のようす、気分、衝動、感情、気まぐれ、空想など。心の世界、サイキックな働き(超常能力)を調べることは、大変興味深く面白いことである。

とあり、”サイキックな働き”とはどんなものなのだろう?と思いながら読んでいきました。

p49

喜びは心の中の特殊な感情である。喜んでいる間、心は拡大する。心は冷静になる。喜びの感情が人の心に何を起こすかは、西洋の心理学者や凡人に、あまりよく理解されていない。ヨーギーのみがこの心のサイキック現象を熟知しているのである。

苦痛の時、心は縮小する。巨大な熱が心の中に生じる。

とあり、みんなで”苦痛の時…”について意見交換をしました。

私は苦痛の時、意識がその痛みに、内側に向かうことで心が小さくなり、熱も帯びてしまうくらいになってしまうのかと想像しました。

しかし、相反する働きのことではないかとの考えも聞き、腑に落ちました。

苦痛の時だからそこ、それを抱えたときだからこそある、それを乗り越えようとしたときに起こる成長のようなものなのではないかと感じました。一章にあった、「心は経験から進化するもの」という言葉を思い出しました。

感情や衝動に振り回されず、その心の繊細な、サイキックな働きを落ち着いて観察、分析することで制御できていくのではないかと思いました。

とはいえ、実際の生活の中では、心が揺れ動くことがあったり、人に言われたことや行動を気にしないようにしていても、ふと思い出してしまうこともあります。

そんな時は、

p50 

感情や衝動に悩まされている時には、そのことに無関心でいた方が良い。そして自分につぎの言葉

返していう。

『私は誰か? 私は心ではない。私はあまねく遍在する、純粋な歓喜そのもの、サット・チット・アーナンダであり、アートマンだ。感情は私の本質を動かすことはできない。私は何ものにも動じない。私は感情の傍観者である。私は何者にも乱されることはない。』

この言葉を繰り返せば、感情は自然に消え失せる。

にあった言葉を唱えながら、日々何ものにも動じない練習をしていきたいと思いました。

◉みきこ

感情についてのところの解釈、特に苦痛のところで頭を悩ませましたが、加藤先生や皆さんのお話をきいているうちにヨーギーの感覚のあり方を知ることができました。

感覚的にイメージしやすかったのは、”喜び”と”苦痛”です。

喜んでいる間、心は拡大する。冷静になる。

 →ヨーギーは、喜びを味わうように穏やかに感じるのだろう。

苦痛の時、心は縮小する。

 →ヨーギーは、苦痛を感じた時、自然と心を縮小し滅することを目指していくことができる。

とはいえ、感情の真っ只中にいる時はなかなか抑えが効かないのを実感しています。

今回は、抑え方も学ぶことができました。

その方法とは、感情を傍観するということです。

私は誰か?私は心ではない。私はあまねく遍在する、純粋な歓喜そのもの、サット・チット・アーナンダであり、アートマンだ。感情は私の本質を動かすことはできない。私は何ものにも動じない。私は感情の傍観者である。私は何者にも乱されることはない。

上記の文は長文ですが、この言葉を繰り返し、理解を深め、感情に振り回されることを減らせるようになりたいです。

◉みさき

心のようす、気分、衝動、感情、気まぐれ、空想など。 

心の世界、サイキックな働きを調べることは、大変興味深く面白いことである。

それぞれ、観察して見よう。

とあります。

普通に生活をしていて、気分や感情など観察するということはなかなか意識しないとやらないこと、できないことだと思いました。

呼吸もそうですが、意識して観察すると、今の自分の様子に気づくことができると思います。

今回、1番印象に残ったのは、

『感情・エモーション』

感情とは思いが混じり合った欲望。

思いを乱したり、ゆがませたり。

心の感情を持つのは弱い証拠であり、知性と意志で制御するべきである。

感情が豊か、など良い意味に捉えることが多いと思いますが、真にヨーギーを目指すには、感情すら消し去る必要があると言っています。

『感情や衝動の抑え方』にもありますが、傍観者、その感情から離れたり俯瞰して見る、ことを生活に取り入れてみたいと思いました。

◉かとう

【本能】

動物にも人間にもある本能は

・自己保存

・種の保存

もう一つ三つ目の本能

・仲間を求めて群れたがる

この本では

真にブラフマンを知りたいのであれば

という前提があって、避けなければならないことが書かれていますが、これは出家しないと難しそうなことでした。

そして、丁寧に一つずつ克服すれば

至福を得、不死を得る

とも書かれています。

不死というと、死なないと捉えてしまうかもしれませんが、きっと輪廻の束縛からの解放、解脱を意味するんだと思います。

【衝動】

衝動

・考え

・言葉

・行動

これらのコントロールは

沈黙は言葉の衝動を抑制し、瞑想は、悪い考えと行動を制御する。

衝動を抑制するには、理性と意志の力、そして神への瞑想が一番ふさわしい。

と書かれています。

瞑想の対象を神にするのがいいようです。

神と言われてピンと来ない場合、インドではどうするか?を教わったことがあります。

そんな時は、自分が集中しやすいものでいいようです。

ただ、漠然としていない方がいいみたいです。

インドでは水牛を瞑想して、自分が水牛になりきってしまい、角が邪魔して部屋から出れなくなった・・・という話しを聞きました。

そこまでイメージできたらすごいですよね。

【感情・エモーション】

感情は

・愛

・憎しみ

に分られるそうです。

また、複合した感情について書かれいて

・感嘆は称賛と恐れ

・畏敬は恐れと尊敬

・非寛容は怒りと嫉妬

喜びと苦痛の時の心の状態について書かれていて、特に苦痛の時の心の状態

苦痛の時、心は縮小する。巨大な熱が心の中に生じる。

について皆で意見交換しました。

そして、怒りについても書かれていました。

怒りは動物的本能ということです。

怒りについては、別のシヴァーナンダさんの本でもよく出てくる提言です。

感情を持つのは弱い証拠であり、知性と意志で制御するべきである

と締めくくられています。

なかなかのハードルの高さですが、次にそのやり方が書かれています。

【感情と衝動の抑え方】

感情や衝動に悩まされている時には、そのことに無関心でいた方が良い。そして自分につぎの言葉を繰り返していう。「私は誰か?私は心ではない。私はあまねく遍在する、純粋な歓喜そのもの、サット・チット・アーナンダであり、アートマンだ。感情は私の本質を動かすことはできない。私は何ものにも動じない。私は感情の傍観者である。私は何者にも乱されることはない」。この言葉を繰り返せば、感情は自然に消え失せる。

最後にこの中から自分に一番ピンとくる言葉を選んで瞑想しました。

来月は【気分・ムードとその影響】からです。

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最後に

長文にお付き合いくださってありがとうございます。

読書会ではゆっくりと読み進めているので、ヨーガ用語の解説なども行なっています。

興味があれば絶対に理解できますし、理解しているつもりでも、あっ!間違っていて理解していた!なんて気づきもあるかもしれません。

それもまた楽しいです♪

時間があれば最後は瞑想をします♪

夕方の瞑想もいいものですよ。

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加藤 

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