【8月のプラーナーヤーマ】シータリー・プラーナーヤーマ


8月のプラーナーヤーマは、シータリー・プラーナーヤーマです。

7月に引き続き身体を涼しくする呼吸を練習してきます。

【シータリー(プラーナーヤーマ)】

シータリーは「冷たい、凍った、涼しい、冷やす、優しい、柔和な人」。

また、「静寂、冷静、冷淡」などの意味もある。文字通り、シータリーは身体の熱を下げ、涼しくしてくれるが、心にも静寂さと落ち着きを与えてくれる。

暑いときに適しているプラーナーヤーマ。

「賢人は舌を通して息を吸い、クンバカをし、両鼻から息を吐く。このクンバカはシータリーと呼ばれ、胃、脾臓肥大、熱、粘液の過剰、飢え、渇きを癒し、毒を中和する」『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』第2章57節~58節
参照『ゲーランダ・サンヒター』第5章73節~74節

《方法・1》
①自分の好みの坐法で坐り、眼は閉じる。手は膝の上に置く。

②チューブのように丸めた舌を通して、ゆっくりと息を吸っていく。

③息を吸い終わったら口を閉じ、ゆっくりと両鼻で息を吐いていく。

④これで1回として、この呼吸を5~6回からはじめ、20回繰り返す。楽にできるようであれば、さらに回数を増やす。

 

《方法・2》

①《方法・1》と同じ呼吸をするが、息を吸い終わった後に、アンタラ・クンバカをする。

②ジャーランダラ・バンダとムーラ・バンダを行ない、快くできる間呼吸を止める。

③ゆるめるときは、ムーラ・バンダ、ジャーランダラ・バンダの順でゆるめていく。

④顔を起こし、両鼻からゆっくりと息を吐いていく。

⑤これを1回として、はじめは5~6回行なう。

通常、鼻で息を吸うとき、鼻孔は熱を高め、入ってくる空気をきれいにしてくれるが、鼻を使わないシータリー・プラーナーヤーマは、空気の汚いところや汚染されているところでは行わないようにする。

 

7月の後半からカパーラ・バーティというシャット・カルマも練習していますので、8月も引き続き一緒に練習していきましょう。

そして、少しずつ回数を増やしていきましょう。

 

 

舌を使った涼しい呼吸ですが、写真のように扇風機は使いません。

教室で丁寧に指導していきます。

 

 

Bija

加藤

 

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