1月のプラーナーヤーマ


あと10日もすれば新しい年になりますね。
1月のプラーナーヤーマのご紹介です。

Bijaでは毎月テーマを決めてひとつのプラーナーヤーマを練習しています。
1月は1年のはじまりにぴったりな基本的な呼吸の【完全呼吸】になります。

以下、 成瀬貴良編著 『ヨーガ事典』 より引用しました。

【完全呼吸完全呼吸という呼吸の仕方はヨーガの原典にも見られない。

完全呼吸という名前から、どうしても「数ある呼吸の中でも完璧な呼吸の方法」という印象を受けるが、これは呼吸の際に肺全体(=完全に)を使うところからこう呼ばれているのであって、決してヨーガの中の最高の呼吸という意味ではない。

また、肺全体を使うところから「全体呼吸」と呼ばれたり、肺の下部(横隔膜)・中部(肋間筋)・上部を次々に使っていくところから「三段呼吸」と呼ばれたりする。
1.肺の下部を使う練習
仰向けか楽な姿勢で坐わり、横隔膜を使って正しく呼吸できているかを確認する(いわゆる腹式呼吸)。
2.肺の中部を使う練習
楽な姿勢で坐わり、手を胸の横にあてて呼吸の際に胸部の動きを観察し、肋間筋を使って呼吸していることを確認する。横隔膜を使っての呼吸との違いも観察する。
3.肺の上部を使う練習
楽な姿勢で坐わり、両手を上に伸ばし肺の上部だけの浅い呼吸を観察する。上の二つの大きなゆったりとした呼吸とは違うことを確認。
この三つの呼吸を個々に練習してそれぞれの違いを理解してから、最後に三つ全体を使う呼吸を行う。

この【完全呼吸】は腹式呼吸・胸式呼吸・鎖骨式呼吸の三つの呼吸を一息の中に取り入れて行う呼吸です。
なので、三部呼吸などとも言われます。
また呼吸によって呼吸筋を使い分けます。
腹式呼吸は横隔膜。
胸式呼吸は肋間筋。
最後は鎖骨が上がるまで一息で息を吸いいれます。

鎖骨が上がるところまで、肺があると言われます。
肺の容量はとっても大きいですね。

しかし、通常私たちの呼吸は500mlのペットボトル1本分しか吸う息・吐く息の出入りがありません。
ただヨーガで行う完全呼吸で行うと4リットルの吸う息・吐く息の入れ替えができると言われます。
8倍です。

肺をめいいいっぱい使いますが、無理なく、荒々しくなく呼吸するのは最初は上手にはできないものです。
イメージの力を上手く使って、細胞のひとつひとつがイキイキするイメージを描いて呼吸してみましょう。

教室では腹式呼吸・胸式呼吸・鎖骨式呼吸をひとつずつ確認しながら一緒に練習しましょうね。

深い呼吸ができることで末端までぽっかぽか温まります。
そしてこの【完全呼吸】が自分のものになると、色々なプラーナーヤーマが行いやすくなります
寒い季節にぴったりな、身体を温める呼吸【バストリカー】を2月に練習していきますが、【バストリカー】は【完全呼吸】ができないと難しいです。
アーサナ同様、呼吸も繰返し、繰返しの練習が大切になります。

ヨーガの呼吸の効果はアーサナほど知られていませんが、身体だけではなく心にも影響を与えます。

1年かけてプラーナーヤーマも練習すると、気づいた時には深い呼吸が自然にできるようになってきますので、楽しみながら練習してみましょう♪

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