一隅を照らす人
9月のサット・サンガにて。
お知らせした『バガヴァッド・ギーター』の学習、Ⅱ章54節の解説の中で、成瀬貴良先生がおっしゃった印象深い言葉がありました。
それは、成瀬先生が佐保田鶴治先生から教えていただいた「一隅を照らす人」。
Ⅱ章54節には
「アルジュナは言った。
ケーシャヴァ(クリシュナ)よ。
安定した智慧の賢者で、サマーディに没入した人はいかなるものか。
安定した智慧の賢者はどのように語り、どのように坐り、どのように歩くのか教えて欲しい。」
と書かれています。(訳:成瀬貴良先生)
『バガヴァッド・ギーター』の中には具体的にどんな人なのか書かれていませんが、成瀬先生の話に出てきたのが「一隅を照らす人」という最澄の言葉でした。
調べていくと「一隅を照らす人」のあとに「此れ則ち国宝なり」と続くようです。
最澄さんの言おうとしたことは、自分の置かれた立場で、努力し光輝く人が国宝。
それを、また生き生きした言葉で
ひとりひとりがその人の持ち場で最善を尽くすと、自分自身を照らし、さらに周囲の人を照らし、やがて社会が明るくなる
と、解説されているサイトがあってとってもわかりやすかったです。
参照:2017年9月30日現在 天台宗一隅を照らす運動
『バガヴァッド・ギーター』で、クリシュナがアルジュナに言っていることは、クシャトリヤ階級(ひとりひとりがその人の持ち場)だから戦え(最善を尽くす)と、いうことです。
では、現代の私たちに置き換えてみたらどうでしょう?
日本にはカーストはありませんが、それぞれ仕事をもっています。
ただ、皆さん複雑です。
色々です。
例えば、現代の働くお母さんは、働いているのでもちろん職種欄に書かれるような仕事があります。
そして、結婚しているので妻の仕事。
子供がいればさらに母親の仕事。
他には、親の介護もしなくてはならないかもしれません。
本来の仕事以外は仕事っていうのか?も難しくなってきますが、1日24時間の中で色々とやらなくてはならないこと(行為)の選択で悩んでいるのなら、それぞれ仕事になりますね。
それを全て同じパワーでできるでしょうか?
仕事は毎日のこと。
毎日沢山の仕事をしていたら、疲れちゃわないかな?
私はイライラしていました。
それが、9年前に初めて学んだ『バガヴァッド・ギーター』を通して、自分なりの法則を決め、決めたことを実行することで楽になりました。
楽になった私は笑顔でいられる。
笑顔の私は「一隅を照らす人」に少しは近づけたかな?なんて思いました。
完璧じゃなくていいので、自分でコレって決めて、実行・実践してみませんか?
ヨーガは実践を大切にしています。
実践してみて不具合がでたら、そこで軌道修正しましょう。
アーサナする時と同じです。
成瀬貴良先生から教わったアーサナのやり方で行なうことで、日々の生活が変わります。
もちろんBijaのクラスではどの講師も成瀬先生と同じやり方です。
実践をいかしましょう♪
サット・サンガの後のお茶会では、
「ヨーガを実践している人は、そこにいるだけ(何もしなくても)その場が変わる」と、聞いたことがあったので、そんなお話しにも花が咲きました✿
そして、最近の私の行為の選択方法は、選ぶこともなくシンプルになってきました。
次回の【サット・サンガ】
成瀬貴良先生から学ぶ教典学習会とアーサナ・クラスは10月28日15時~です。
お問合せ/予約は
●メール:ylsbija@gmail.com
●電話:090-7912-2282 (加藤まで)
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加藤