心に光を灯す【サット・サンガ】スヴァーミー・シヴァーナンダの教えから得た2025年7月の学びと次回のご案内
スヴァーミー・シヴァーナンダの智慧に触れる、読書会サット・サンガへようこそ
ビージャで行っているサット・サンガはスヴァーミー・シヴァーナンダさんの本をみんなで読む読書会です。

オンラインと姫之湯教室で同時開催です。
この、みんなで読む!これがいいのです!!
心に寄り添う、あたたかい場所になるはずです。
偉大な聖者、スヴァーミー・シヴァーナンダさんの優しい言葉を通して、心の平和や、自分らしい輝きを見つける旅に、ご一緒しませんか?
サット・サンガとは?
サット・サンガとは、サンスクリット語で『真実の仲間との集い』という意味があるんです。
ここでは、同じように心の豊かさを求める仲間たちと一緒に、心穏やかな時間を過ごします。
私たちのサット・サンガでは、特にスヴァーミー・シヴァーナンダさんの、心に響く美しい本をみんなで少しずつ読み進めていきます。

どうしてスヴァーミー・シヴァーナンダさんの本なの?
スヴァーミー・シヴァーナンダは、20世紀の偉大なヨーギー、哲学者、そして医師でもありました。
グルデーヴの教えは、実践的なヨーガの行法、ヴェーダーンタ哲学の深遠な智慧、そして日々の生活に活かせる倫理観が融合されていて、私たちの人生をより豊かに、より意味のあるものにするための指針を与えてくれます。
またその著書は、難解な哲学書ではなく、誰もが理解できるように平易な言葉で書かれていて、心の奥底に響く力強いメッセージに満ちています。
私は、ヨーガ・インストラクター養成コースの時に初めてシヴァーナンダさんを知り、こんな方が実在したんだ!という驚きがありました。
実際、シヴァーナンダ・アーシュラムに滞在し、後を継ぐスヴァーミー達から講話を聞いたり、指導を受け、シヴァーナンダさんの偉大さに圧倒され増田。
また、自分の前に立ちはだかる色々な困難も、シヴァーナンダさんならどう考えるかな?と本から沢山学ぶことができています。
幸い、成瀬先生がご逝去された後も、シヴァーナンダ・アーシュラムと深い繋がりがあるマキ・ユングハイム先生に師事することができ、マキ先生からも生きたヨーガを教わることができています。
そんな、素敵なシヴァーナンダさんの本を皆さんにご紹介できるのも、私の喜びのひとつです。
私の実体験もそうですが、ここに参加される方に
- 心がふわりと軽くなる時間: 聖者の言葉に触れるたび、日々の疲れが癒され、心がホッと安らぐのを感じられるでしょう。
- 自分らしい発見: 普遍的な真理について語り合うことで、自分自身や人生の新しい見方に出会えるかもしれません。
- 心がすくすく育つ喜び: 優しい智慧に触れることで、あなたの心がさらに豊かに、大きく育っていくのを感じられます。
- 温かい仲間との出会い: 同じ気持ちを持つ人たちと一緒に学ぶことで、心が通じ合うような、素敵なご縁が生まれます。
- 毎日の暮らしに、ちょっとした輝きを: 本から得た気づきを、どうやって日々の生活に取り入れたらいいか、一緒に考えてみましょう。
と、いう想いもあります。
もし、こんな気持ちを抱えているなら、このサット・サンガは、きっとあなたにとって大切な場所になるはずです。
- 「忙しい毎日で、心がちょっとお疲れ気味だな…と感じているあなた」
- 静かに本を読み、心の羽を休める時間を見つけませんか?
- 「心のことを学びたいけど、何から始めたらいいか迷っているあなた」
- スヴァーミー・シヴァーナンダさんの本が、あなたの心の旅を優しく導いてくれます。
- 「人生って、もっと何かあるのかな?と、考えているあなた」
- 普遍的な智慧に触れることで、心の奥深くに新しい光が灯るかもしれません。
- 「ヨーガや瞑想に興味がある、もっと深めたいなと感じているあなた」
- シヴァーナンダさんの教えは、私たちの体と心の繋がりを優しく教えてくれます。
- 「もっと穏やかに、幸せな気持ちで過ごしたいと願っているあなた」
- 聖者の言葉が、あなたの心に温かい光を届けます。
- 「一人で本を読むのは苦手だけど、みんなと一緒なら続けられそう…と感じているあなた」
- 安心してください。ここでは、みんなで分かち合う喜びがあります。
- 「難しい話はちょっと苦手だけど、心に響く優しい言葉に触れたいあなた」
- シヴァーナンダさんの本は、まるで心に直接語りかけてくるような、温かい言葉でいっぱいです。
開催のご案内
この読書会に興味を持たれた方は、ぜひお気軽にご参加くださいね。
日時: 2025年8月23日(土)17時~18時30分
場所: オンライン(Zoom使用)/姫之湯教室
読む書籍: スヴァーミー・シヴァーナンダ著『ヨーガとこころの科学』
参加費: 無料
持ち物: 『ヨーガとこころの科学』・筆記用具
参加方法: 事前予約制。
ご予約は、24時間前までにお申込みください。
LINE や下記記載のメールやお電話、予約サイトからお申込みいただけます。
キャンセルの時もご連絡お願いします。
●LINE


●メール:ylsbija@gmail.com
●電話:090-7912-2282
2025年7月のメンバー各自の学びのまとめ
2025年7月は【アートマンの探求には純粋な心が必要】から読み進めました。
◉みさき
【アートマンの探求には純粋な心が必要】
「心の掃除をしなさい。」
という一文が印象的でした。
純粋な心がアートマンの探求やウパニシャッドの研究には必要不可欠。世俗に浸った欲深い心は真理の探求に不向きであると言っています。
世俗に浸っている私たちには、心の掃除の必要性を感じました。
奉仕の活動、ジャパを唱える、プラーナーヤマを行うなどの修行によって俗な心が清められると、方法も教えてくれています。
日常で奉仕活動、何かできているか。意識するきっかけになりました。ジャパを唱える⇨心の中で黙ってオームを唱える、これならできそうと思いました。書くジャパもあると聞きました。
アーサナではなく、プラーナーヤマを行うことが少し意外⁉︎とも話しました。
心の鏡が汚れていたら、神を正しく映すことはできない。だから、瞑想や無私の活動のヨーガ、信仰などの日々の修行によって、心を掃除しなければならないのだと。
毎日コツコツ瞑想することによって神を見て、感じることにつながる。
繰り返す、続けることの大切さをまた教えられたように思います。
◉なおみ
【アートマンの探求には純粋な心が必要】
その純粋な心を作る、心を浄化するには、
奉仕の活動、ジャパを唱える、プラーナーヤーマを行う、瞑想、犠牲、規則正しく精神的な瞑想、賢者との交わり
などが繰り返し挙げられており、それが本当に大事なことなのだろうと思いました。
まだまだ今の自分にできそうなことはあるな…と意識を高めるきっかけになりました。
また、心を浄化するには
徳を心がける人の純粋な心が、自分の不純な心を正し、真の姿に変えて行く
ともありましたが、人の純粋さが他の人に伝わっていくのは分かるような気がしました。
しかし、錬金術やハリタールの精製のように、心の浄化には長い時間と厳しい修行も必要だとあります。
そして、心が浄化されると、すべてより敏感になり、あらゆることに何倍も煩わされることになり、その修行はより大きな苦痛を伴う、この超過敏さを克服しなければならない、とあります。
浄化された先に、さらに大きな試練とも言えるようなことがあるとは…と驚きました。
それほど、心の浄化は厳しい修行なのだと痛感させられました。
自分にできることを見つけながら、コツコツ積み重ねていくほかないのだと思いました。
◉かとう
【アートマンの探求には純粋な心が必要】
ここでは覚えておきたいことが沢山まとめて書かれていました。
まず
鋭敏で一点に集中した純粋な心が、アートマンの探求やウパニシャッドの研究には必要なのである。世俗に浸った欲深い心は、真理の探究や哲学的思考には不向きである。自分本位な考えは理解を曇らせる。
不動の心を作るには
・奉仕の活動
・ジャパを唱える
・プラーナーヤマ
まず奉仕というところがシヴァーナンダさんですね。
アーシュラムのスローガン、SERVE LOVE GIVE・・・を思い出します。
また、ジャパもいつものお薦めです。
そして、続いてプラーナーヤーマなんだ!というのも面白かったです。
心に効くのはアーサナよりプラーナーヤーマだからでしょうか?
パンチャ・コーシャというヨーガ版解剖学(成瀬先生がこう呼んでいました)では、プラーナーヤーマをすることで、プラーナ・マヤ・コーシャが調い、ひとつ外側のアンナ・マヤ・コーシャに影響を与えて肉体も調うし、ひとつ内側のマノー・マヤ・コーシャも影響を受け、意識が調うと言われているで、なるほどです。
心の掃除には
・瞑想
・無私の活動のヨーガ(カルマ・ヨーガ)
・信仰(バクティ・ヨーガ)
これらをしてから、神を知る努力をします。
心を純粋にする方法
・聖典の学習
・賢者との交わり
・不断の瞑想
純粋な心が集中されると
知恵が開け、神を見る。その実在を直接に知り、感じることができる
その前には
グルの教えを、まずよく聞いて熟考し、自分で繰り返し瞑想しなければならない
と、書かれています。
当たり前だけれども、グルの教えを素直に聞くこと、熟慮することも何回も教わっています。
さらに、それらを自分で行うこと。
誰も代わりにやってはくれません。
【心は欺く】
不純な心は、はなはだ激しい迷いと、雑多な考えに満ちている
シヴァーナンダさんはこの心を
有害で厄介者
と、仰っています。
そしてこれは
あらゆる苦悩と恐怖の発生源となり、高尚で神聖な至福という富を破壊してしまう。
そうです。
だから
迷い、欲望などに満ちた不純な心のみが真の敵
になります。
世俗に生きている私たちには難しい部分もありますが、目指す方向に進むにはシヴァーナンダさんの教えを忠実に行うことに尽きるのだと思います。
ここでもまた、いつものように、シヴァーナンダさんは続いて具体的なやり方を教えてくれています。
純粋な心を通じて欺きやすい心を滅せよ
高い純粋な心の助けと識別を通じて、ごまかしたがる心を滅し
とのことです。
心を純粋にする方法は
・聖典の学習
・賢者との交わり
・不断の瞑想
でした。
これを使って、識別することができると仰っています。
ここで識別についてもう一度参加者で復習しました。
これが読書会のいいところですね。
◆『ヨーガ・スートラ』には
・プルシャとプラクリティを識別する智恵。それで、執着や苦しみから解決される。
・アシュターンガ・ヨーガのプラティアーハーラ、ダーラナー、ディヤーナ、サマーディへ進むための基礎となる
◆ヴェーダーンタでは
・ブラフマンとマーヤーを識別する智恵
フララマン= 唯一絶体の真理/宇宙の根源/個々の魂(アートマン)と同一
マーヤー = ブラフマンの顕現/私たちが認識する世界/現象界
・識別(ヴィヴェーカ)することによって、このマーヤーのベールをとりのぞき、ブラママンと一体感を認識することで解説に 至るのを目指している
・ヴェーダーンタでは識別(ヴィヴェーカ)は知識(ジニャーナ)の道における重要な要素
続いて本の中では
アートマンの永遠で無限な平安と歓びを得るのだ。そこで初めて、真に自由になれる。
と書かれているので、これはヴェーダーンタで考える識別だと判断しました。
【心の浄化法】
ここでは、似たような表現ですが、まず心を清らかにする方法について書かれています。
またここでも何度も同じことをおっしゃっているので、繰り返しながら自分のものとしたいです。
・誠実で徳のある清い行いをする
・繰り返し質者と交わる
・正直
・慈悲
・奉仕
・犠牲
・人に物を与えること
・同情
・聖典・教典の学習
・正しい修行
・聖地巡礼
・慈善
・唱名
・無私の活動
・宗教的儀式
・節制
・礼拝
・克己
・道徳
・神聖な誓い
重複しているところを除いて20個ありました。
ひとつひとつを皆で確認し、【犠牲】のところでアンパンの話しが出ました。
正義の味方アンパンマンがシヴァーナンダさんと似て見えてきました。
こんなふうにみんなで確認し合うと、20個あっても、そのいくつかは忘れずにいられそうです。
そして、毎日ヨーガに触れているとさらに自分のものになりますね。
だから?あえての20個だったのかもしれません。
シヴァーナンダさんの20の教えも思い出しました。
また、マントラについても書かれていて
心が満たされる。心の栄養だ。
祈り、マントラを復唱することは心を清める。
そして注意事項
しかし単におうむがえしの繰り返しでは、多少の効果しかない。情熱を込めて繰り返さなくてはならない。
規則正しく、精神的な瞑想という前提があって
心を向上させる方法である。
と、書かれています。
定期的な瞑想が大切ですね
さらに、その結果について
心を速やかに進化させ、心が清らかになると、心の中心に穴が開き、ブラフマンから光と知恵が流れ込む。
そうです。
どれだけ美しい状態なのか?穏やかな状態なのか?
こんな感覚があればスヴァーミージーのようにいられるのだと思いました。
また、
心を浄化するのにも同じくらい長い時間と、厳しい修行が必要なことがわかるであろう。
さらに
ここで困ったことは、その人の心が浄化されると、すべてにより敏感になる。
普通の人の場合気にもとめないようなあらゆる雑音、雑事に、何倍もわずらわされることになり、その修行はより大きな苦痛を伴う。しかし修行者はこの超敏感さを克服しなければならない。敏感でかつ、肉体と神経を完全にコントロールできなければならない。
と書かれています。
修行の道は本当に凄まじいもので、私達は真似事をしているだけのようです。
以前、修行の最終段階は一段と厳しくなると聞いたことがあるので納得です。
【心の浄化は奥義伝授へと導く】
ここは全て大切に感じました。
三つにわけてみると
心の浄化はヨーガの第一、二段階である。この心の浄化が終了した時、心は自然に自ずから自由解放、悟りへと向かう。
浄化はまだまだ初めの段階だけれども、浄化がなければ次に進めないのもよくわかります。
心を意志で悟りに向かわせるんじゃなく、心がコントロールしなくても自然と向かっていく境地があるんですね。
心の汚れをすっかり清めた弟子のみが、グルによって神聖な奥義を伝授され、その心は完全な静寂を得る。
修行を進めていくのに、グルの存在が必要なことがわかります。
この三味の状態は超越意識とも呼ばれる。すべては神の顕われと気がつく。常に変化する世界と不変の世界が見えてくる。
頭ではわかっているつもりでも、ついつい忘れてマーヤの作り出す世界が本当だと思い込んでしまうけれど、そんな時こそここの一文を思い出して、俯瞰の練習を続け、いつの日かこれに気づいていきたいです。
次回は【第11章 心の波】からになります。
最後に
長文にお付き合いくださってありがとうございます。
読書会ではゆっくりと読み進めているので、ヨーガ用語の解説なども行なっています。
興味があれば絶対に理解できますし、理解しているつもりでも、あっ!間違っていて理解していた!なんて気づきもあるかもしれません。
それもまた楽しいです♪
時間があれば最後は瞑想をします♪
夕方の瞑想もいいものですよ。
日々のこと、お知らせなど下記から様子を感じとっていただけるかな?
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更新頻度が低いですが、何か知りたいことなどありましたら発信するので、教えてくださいね。
よろしくお願いします。
Yoga Bija
加藤